電車の中の恋人

酒とタバコと電気ベースと料理とキャリア…まあいろいろ

赤い彗星

目の前を猛スピードで通過していく京急を見ていると、ふっと引き込まれそうになるときがあります…と書くとまた心配されてしまいますが、そのようなつもりはまったくありません。

私が愛する京浜急行は“赤い彗星”と呼ばれています。赤はもちろん車両の色ですが、彗星と呼ばれる所以はとにかくスピードが速く、大雨や雪でも滅多に止まらないところからきています。

それはJRが並行しているからだと言われています。京急は私鉄です。すでに国鉄が幅を利かせていたところに入ってきた後発ですから、そこから乗客を奪うにはJRと同じではいけません。

JRは停車駅が多くて時間がかかるのであれば京急は停車駅を減らす快速特急や特急を導入し、JRが大雨や雪ですぐに止まってしまうのであれば京急は態勢を整えて運転を続けます。

人身事故が発生した際、警察の現場検証が終わる前に運転を再開して警察に怒られ「警察の現場検証のため運転を見合わせております」と動かせないことを警察のせいにしたことがあるという都市伝説があるほどです。

各駅停車の車両しか止まらない駅はとにかく猛スピードで通過していきます。それを見ていると、なぜか引き込まれてしまいそうになるのです。くどいようですが、変な考えはまったくありません。

私はホームで電車を待つとき、先頭に並ばないようにしています。いつか引き込まれてしまうのではないかと不安になるからです。そもそも、こう思うこと自体が疲れている証拠なのかもしれませんが。

京急はふみちゃんに出会わせてくれた大切な電車です。京急があったからこそふみちゃんに出会え、久しぶりに身悶えるような感情を持ち、こうしてブログを書き続けているのです。

ふみちゃんが幸せになりますように。

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