電車の中の恋人

酒とタバコと電気ベースと料理とキャリア…まあいろいろ

ダイレクターからの呼び出し

あす12日(月)午前10時、支社長同席の上でのダイレクターからの呼び出しが設定されています。

格好つけて意地を張って、半沢直樹の真似をしてみたまではよかったものの、現実世界ではドラマのように上手くいくわけがなく、報いを受けなければなりません。

ジョブ・ディスクリプション、いわゆる職務記述書に記載されたこと以外の業務に手を出した私は外資系における御法度を犯しました。

それがボスにバレていなければまだ何とかなったものの、バレていた上に「手を引け」と言われていたにもかかわらず続けました。

外資系とはいえ、ここは日本であり、私は日本の労働法に守られています。出社したら突然IDカードが無効になっていてオフィスに入れなくなった、ということはありません。

しかし、自分から辞めたくなるような閑職に追いやられるでしょう。もしくは、これまでのキャリアとまったく畑違いの営業に回され、あり得ないようなノルマを設定されるか。

仕方ありません、自業自得です。

私はただ、同じ社内で働く仲間が困っているのを見過ごすことができなかっただけですが、ジョブスクリプションにそのようなことは記載されていません。

いまの会社を辞めたら、ふみちゃんには2度と会えなくなるでしょう。それはよく分かっていますが、それでも目の前の仲間を助けずにはいられませんでした。

外見がブサイクなので、せめて中身だけは痩せ我慢でも格好良くありたいものです。幸いなことに独り身、自分だけなら何とでもなります。

ブサイクでもたまには格好つけたいものです。