ゴーヤーチャンプルー
原稿を書いて、曲のリミックスを終え、ふらっとスーパーに行ったら、ゴーヤーが安くなっていました。“ゴーヤーチャンプルーを作れ”という啓示です。
いまでこそ長寿食として沖縄料理が日本全国で知られるようになりましたが、私が子どものころ、ゴーヤーなどスーパーで売っていませんでした。
学生時代のゼミ仲間に沖縄出身の女の子がいて「何で東京にはゴーヤーがないの?」と聞かれ、「ゴーヤーって何?」という会話をしたことを覚えています。
それがいまや都内の居酒屋の定番メニューです。しかし、居酒屋のゴーヤーチャンプルーのゴーヤーの薄いこと。“ティッシュですか?”と何度言おうと思ったことか。
自宅で自分が食べるためだけに作るのであれば“これでもかっ!”というぐらい厚切りにします。厚切りにする分、苦いですが、この苦みがたまりません。
調理自体は簡単です。ゴーヤーと豚肉と豆腐を炒めるだけ。味付けも要はかつお出汁ですし、最後に溶き卵をさっと混ぜ合わせます。
かつお節をいっぱいかけて完成です。かつお節が踊っています。泡盛がないのでウイスキーの水割りですが、酒が進みます。
あと、明日のお昼ごはん用にいなり寿司を作りました。湿度が高くなるこの時期、食中毒が怖いため、ごはんも酢飯にします。
いなり寿司の中には甘辛く煮た椎茸を混ぜ込んでいます。このひと手間が大切です。ちなみに油揚げも自分で煮ています。
私は食べるより作るほうが好きなのです。料理を作っていると無心になります。ふみちゃん、食べにきてくれないかなあ…。