電車の中の恋人

酒とタバコと電気ベースと料理とキャリア…まあいろいろ

校了

先ほど広告案件を校了としました。

印刷会社のftpサーバに再入稿データをアップし、受領と不備がない旨の連絡をもらいました。鎮火の見通しが立たないほど炎上していましたが、消火に成功しました。

誰も見ていない、誰にも評価されない、むしろこの業務に携わっていたことがバレると怒られるという状況で、不自由を強いられました。

何で多大な利益をもたらす事業を無事に完了させて怒られるのか、何で社内で困っている仲間を助けて解雇をちらつかせられるのか。

いまの会社に転職して数年が経ちましたが、外資系の洗礼をここまで強烈に浴びたことは初めてです。そして、やはり私はじゃぱにーず・さらりーまんです。

今回、私を突き動かしたものは意地と面子です。社内で困っている仲間を見過ごして上司へのゴマすりに励む人間だと思うな、と。

半沢直樹”は小説やドラマの中の架空の人物です。格好つけて現実世界で半沢直樹の真似をするなど自殺行為、「気でも狂った?」と言われます。

しかも、それを外資系でやった私には当然、報いが用意されています。「今日で校了ならもう最後までやりなさい」という前置きと一緒にダイレクターから週明けの呼び出しを食らいました。

仕方ありません、こういう性格なのです。

今日こそ帰りにモツ焼き屋に寄っていきます。外はカリッと、でも中はまだ少しピンク色の大ぶりのレバーを頬ばり、バイスハイを流し込みます。

さあパトラッシュ、僕と一緒にモツ焼きを食べにいこうか。