電車の中の恋人

酒とタバコと電気ベースと料理とキャリア…まあいろいろ

乗務員のトラブル

「ただいま“乗務員の”トラブルのため運転を見合わせております」

いつものようにオフィスの最寄り駅から1駅だけ地下鉄に乗り、京急と直通している路線に乗り換えたところで電車が止まりました。

てっきり“乗客の”トラブルだと思っていました。降りるときに押しただのぶつかっただの、都心の満員電車ではよくあることです。

イライラする気持ちは分かりますが、大人はそこでガマンしなければなりません。大人とはお互いに気を遣い合うものです。

この遅れでイライラする人が出てきて別の乗客同士で揉め始めてさらに遅れて…と悪循環に陥るだろうと思い始めました。

ただ、アナウンスをよく聞いてみると「乗務員のトラブル」「ただいま代わりの乗務員を手配中」と言っています。スマホで調べてみました。

運転手さんか車掌さんのどちらか分かりませんが、急な体調不良で業務を続けられなくなり、それで代わりの乗務員が他の駅から急きょ向かっているとのことでした。

都心の電車のダイヤは他社との直通や乗り換えのせいでとても複雑に組まれており、2~3分の遅れが大損害に結びつきます。先ほどは15分ぐらい止まっていました。

すぐに他社線に振替輸送をお願いすることになりますし、持ちつ持たれつでやっているのだろうと思いますが、それでもタダではないはずです。

鉄道会社の社員であれば誰よりもそのことをよく分かっているはずで、それでも業務を続けられないとはよっぽどのことだったのだろうと思います。

大学に入ってからずっと電車を利用していて、結構な体験をしてきました。自分が乗っていた電車が人を轢いたことも2度あります。

しかし、自分が乗っている電車の乗務員の体調不良で止まるというのは今日が初めてです。とても珍しいことですので、乗務員さんには申し訳ありませんが、貴重な体験だったな、と。

そのせいでふだんは止まらない駅に臨時停車したり、横浜駅が夜なのに朝のラッシュ並みに混んでいたり、帰るまでにかなり疲れましたが。

鉄道会社の皆さま、いつも大変お世話になっております。乗客への対応など複雑化しており、大変かと思いますが、今後もよろしくお願いいたします。