電車の中の恋人

酒とタバコと電気ベースと料理とキャリア…まあいろいろ

ふみちゃん

休憩しながら1年前に書いたものを読み直してみました。

全然変わってねえ…。

変わったことは、ふみちゃんと一緒の電車に乗れなくなったことです。身の程をわきまえることは常に念頭に置いていますが、あのときなぜ忘れてしまったのか。

職場の同僚だったり、友人の友人だったり、出会い方が違っていたら「おはよう」の挨拶を交わしたり、ささいなおしゃべりができたりしたのかもしれません。

中身を知ってもらえればごく普通の関係、少なくとも嫌われるようなことはなかったのではないかと思っています。あくまで希望的観測ですが。

しかし、現実は見た目以外に勝負しようがない、毎日の電車で一緒になるだけというものでした。ブサイクにとってこれほど不利なことはありません。

いつも一緒の電車で会えるだけで良かったのに、ほんの一瞬、身の程を見失ってしまい、それ以上の関係を望んでしまいました。

1年経ってもふみちゃんへの想いはまったく変わっていませんし、むしろ想いは募るばかりです。しかし、それが叶うことはありません。

遠くから眺めることしかできませんし、私がここにいることなど気づいてもらえることもありません。変わらない日常が続きます。

もし、そこにふみちゃんがまだいてくれたら、1年後も同じことを書いているかもしれません。仕方ありません、ブサイクですから。

さて、予想どおり追加で頼まれた原稿を書こうか。