からかい上手の高木さん
ムズムズムズ…。
村上春樹さんの新作『騎士団長殺し』を読み終えることが連休中の目標の1つでした。購入したものの数ページ読んだだけで止まっていたのです。
しかし、相変わらずまったく読めません。
つまらないわけではありません。むしろ『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』のころの村上節が垣間見え、胸が高鳴ります。
それなのに、どうしても読み進めることができません。この仕事をしている限り、小説を楽しんで読むことはできないのかもしれません。小説が読めない話はこちら。
wakabkx.hatenadiary.jpそして気づいたらマンガを読んでいます。マンガは“読む”よりも“見る”要素のほうが強いので、小説ほど違和感なく手に取れます。
われながら結構な量のマンガを読んでいますが、いまのイチオシはコレ、『からかい上手の高木さん』。
comic.pixiv.net「マンガ大賞2017」のニュースで見て、ウェブ上の無料の試し読みを1話だけ読んで即全巻大人買いです。当たり前のことですが、きちんと対価を払って購入します。
ご存知の方もいると思いますが、最近はふと思い出したらこればかり読んでムズムズしています。イギリス人の同僚に勧めたら奥さんがハマったらしく、外人にもウケるようです。
高木さん、好きすぎる…。
連休の谷間の先日「会社への行き帰りの電車内の時間を無駄にせず、本をたくさん読むように」と新人さんらしき若者に話しているサラリーマンがいました。
そのとおりだと思います。通勤時間をいかに上手く使うか、そこで差が出てくることは確かです。たくさん読んでもらえれば出版業界も潤いますし。
ただ、だからといってスマホでYouTubeを見ていたり、マンガを読んでいたりすることを見下してはいけません。人それぞれ、事情は異なります。
例えば、私のように帰りの電車で柴犬の動画を見ながら「ほわぁ~」となっているのはダメサラリーマンかもしれませんが、仕事でずっと書籍を読んでいて、せめて行き帰りぐらいは文字を見たくないという人間もいるわけです。
ジャンプやマガジン、スピリッツなど週刊のマンガ誌を読んでいる大人に対するダメ出しをよく見かけますが、彼らもそのような理由かもしれません。
要は、自分は自分で人は人なのです。誰かを気にするより、自分を気にするほうが有意義な時間なのではないかと思うわけです。
…と、偉そうなことを言いながら、世の中のイケメンのことばかり気にしているブサイクがここにいるわけですが。しくしく。