電車の中の恋人

酒とタバコと電気ベースと料理とキャリア…まあいろいろ

震え

「ずずず、手が震えているけど、大丈夫か?」

イギリス人の同僚に指摘されました。紙に出力した資料を見ながら打ち合わせをしていたのですが、紙を持つ私の手が小刻みに震えているのが目についたそうです。

彼をはじめ同僚たちはみんな、私のことを「酒に強い大酒飲み」としか思っていません。飲むペースも顔色も、口調もまったく変わらないので、気の良い酒飲みと思っています。

アルコール依存症に陥り、休日は眠っている時間以外は常に飲み続けている連続飲酒の状態だなんて誰も想像すらしていないはずです。

「ちょっと変な体勢で痺れちゃって」とごまかし、彼も何の疑いもせずにそのまま打ち合わせを続けましたが、そこまで震えていたのかと驚きました。

手が震えているなど自分ではまったく気づいていなかったので、これから意識して気をつけないといけない、と思いました。意識しても震えを止めるのは難しいのですが。

きょう1日(月)とあす2日(火)を休暇にして9連休にしている人が世間には多いようですし、私のオフィスも心なしかいつもより静かです。私はカレンダーどおりですが。

ふみちゃんもカレンダーどおりのようで、今朝も私のオフィスの前を通っていきました。私がここにいることなど思いもせず、後ろ姿を見送っていることなど想像もせず。

私は連休中も家で仕事です。連休中も休めないほどの仕事を自分から抱え込みました。仕事に集中しているときは余計なことを考えなくて済みます。

ふみちゃんはきっと彼氏や友達と楽しい連休を過ごすのだろうと思います。私は部屋にこもって1人、せっせと原稿を書きつつ編集作業に勤しみます。仕方ありません、ブサイクですから。