電車の中の恋人

酒とタバコと電気ベースと料理とキャリア…まあいろいろ

3日続けて

乗っていた電車が人身事故を起こしました。

土日はなるべく電車に乗らないようにしているのですが、A3用紙がなくなり、ベースの弦も切れてしまい、天気も良いのでふらっと買い物に出かけました。

このとき真っ直ぐ横浜駅に向かっていればよかったのです。ただ、横浜駅周辺はバレンタイン商戦真っ只中で、買い物客が多いと思いました。

そこで横浜駅までと同じぐらいの距離で反対方向にある上大岡駅というところに向かいました。しかし、A3用紙はあったものの、ベースの弦がありませんでした。

来週末にとある地下アイドルのレコーディングがあり、弦はなるべく今日、張り替えたい。せっかく出かけてきたのだし、明日はできればずっと家で練習したい。

上大岡駅から京急快特に乗って横浜駅に向かいました。私の自宅の最寄り駅は普通(=各駅停車)しか止まらないので、ふだんは快特に乗りません。

快特上大岡駅から横浜駅までノンストップです。途中駅を結構なスピードで通過していきます。そして、横浜駅の2つ手前の日ノ出町駅というところで人が飛び込みました。

自分が乗っていた電車の人身事故は初めてではなく、実は2回目です。1回目は大学生のときで、先頭車両に乗っていたので、線路に寝そべっている男性を見てしまいました。

幸か不幸か、今日は先頭車両ではなかったので瞬間を目撃しませんでしたが、私が乗っていた車両の1つ前の車両の下に飛び込んだ人がいるようでした。

しかも、即死ではなく、生存していたようで…。

乗っていた電車が人身事故を起こすという珍しい経験をしたことがある人は少ないと思います。ただ、経験したことがある人ならお分かりかと思いますが、人身事故の衝撃はものすごいです。

線路にいたずらで置かれた石をひいただけでも結構な衝撃で電車はすぐに止まりますが、石とは比べものにならない大きさの人間に乗り上げるのです。

跳ね飛ばすならまだしも、ひいてしまったときは脱線するのではないかと思うぐらいの衝撃で、車内は大パニックに陥ります。今回も悲鳴が響き渡りました。

先日書いたばかりですが、生きていたら必ず何か良いことがあるなどとは思いません。死ぬこと以上に苦しいことなどないという気持ちに至ってしまう人はいます。

そして、そのような人が自ら死を選ぶことを止める権利は私にはありません。生きるも死ぬも、自分で決めればよいと思っています。

ただ、たまたま知人の訃報をたて続けに聞いていたせいか、まだまだ生きたくても生きられなかった人の無念が思われてしまい、静かに憤りを感じました。

一昨日と昨日、今日と京急は3日連続で人身事故が発生しています。正確に言うと昨日は京急と相互乗り入れしている京成線でしたが、ダイヤが乱れたことは同じです。

生きにくい世の中であることはよく分かっていますが、私のような恵まれないブサイクでも何とか必死に生きているのですから、もう少しだけ生きてみたら?と思うのです。

最近、疲れているから私も引っ張られそうよ…。