電車の中の恋人

酒とタバコと電気ベースと料理とキャリア…まあいろいろ

勤労感謝の日

のび太なみに横になったら3秒で眠れる自信があります、ずずずです。貧乏暇なし、今日も勤労に励んでおります。昼夜逆転を1周回って再び朝方に戻そうと無理して出社したのですが、いますぐにでも落ちそうです。

昨日は勤労感謝の日でした。本来は収穫を祝う日で、GHQが戦後、天皇陛下が関わる祝日をなくすために無理やりこじつけた…云々とのことですが、いまを生きる私にとってはどうでもよいことです。物事は常に変わり続けるのです。

子どものころは、一生懸命働いて養ってくれている両親に感謝する日だと思っていましたし、いまの子どもたちがそう思うのは良いことだと思います。ただ、いまの私は仕事があることに感謝する日だと考えています。

私は大学院入試に失敗して慌てて新聞社の秋採用試験を受けて何とか引っかかりましたが、1社だけでなくほかにも大中小問わず手当たり次第に応募しました。そして片っ端から落ちました。就職氷河期でした。

応募したのはせいぜい20社ぐらいだったと思います。周りには60社、70社と受けて全滅だった友人もいたので、かわいいものだと思いますが、それでも面接まで進めずエントリーシートで不採用になるのはかなり凹みます。

日本企業の採用活動は新卒至上主義です。第二新卒採用や通年採用の話題を耳にするようになりましたが、現実は何も変わっていません。新卒で正社員として採用されなければ、よほどのことがない限り非正規が続きます。

大学時代の友人はともかく高校時代の友人の中には、新卒での就職活動に失敗してフリーターになり、そのままずるずるといまだにフリーターをやっているのがいます。

いまのご時世、正社員だから安泰ということはありません。私のように、誕生日の朝に出社したらいきなり解雇通告を受けることもありますし。弊社は外資系なので一概に日系と同様に考えられませんが、日系でも一昔前と違います。

表に出ないだけで「追い出し部屋」なるところに追い込んで単純作業ばかりやらせて心が折れるのを待ったり、退職勧奨という言葉にすり替えた解雇通告が蔓延しているはずです。

しかし、やはり正社員というのは恵まれています。健康保険、厚生年金、有休、賞与…非正規雇用と比べものになりません(私は賞与がありませんが)。もし自分が非正規だったら愕然としてしまうでしょう。

仕事がある、それなりにやり甲斐もある、報酬も1人で生きていく分には十分ですし奥さんと子ども2人を問題なく養えるぐらいです。私はもらっていませんが、家族手当てや住宅手当てもきちんとあるようです。

「仕事はもらうもんじゃなくて作り出すもんだ!」といった硬派なことはいまは言いません。私は特別な才能を持っているわけではなく、凡人です、庶民です。その他大勢のサラリーマンの1人です。

仕事があって良かった。