電車の中の恋人

酒とタバコと電気ベースと料理とキャリア…まあいろいろ

八百万の神

タバコを買いに外に出たら、近所が愉快なことになっていました。ただ、おばあちゃんによる『魔女の宅急便』のキキのコスプレはちびっ子のトラウマになりかねないので即刻、やめたほうがよいと思いました。

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宗教的な意味合いを含む異国の行事に対する日本人の無節操さにあきれます。しかし、他の宗教に対して寛容であるとも言えるわけで、世界各地での宗教の違いに端を発する紛争の報道を聞くたびに、これは誇るべき国民性であるとも思っています。

例のイギリス人の同僚はクリスチャンです。京都の大学に留学するために初めて来日した際、クリスチャンでもないたくさんの日本人がクリスマスイブに浮かれているのがとても不思議で、怒りすら覚えたそうです。

そんな中、大学のゼミの同級生のおばあちゃんと仲良くなり、色々とお喋りしているときに「八百万の神」を知ったそうです。自然のものすべてには神が宿っているという考え方は一神教の彼にとって衝撃だったとのことです。

「神さんはどこにでもいる」― 神を畏怖しつつも身近な存在として気軽に“神さん”と呼ぶことがとても印象的で、それ以来、日本人は宗教に対して無節操なのではなく寛容なのだと思うようになったそうです。

彼と知り合ってから初めてのクリスマスシーズンに「ずずずは“八百万の神”って知ってるかい?」と聞かれて「この外人はいったい何者だ?」と思ったものです。ちなみに、そのときもいまも私はクリスマスを1人で過ごしていますが何か?

校了間際の編集者のデスクはとにかく散らかっています。オフィスのデスクはもちろんですが、私の場合は自宅のデスクも大変なことになっています。床にも出力紙が散乱し、文字通り足の踏み場がありません。

A5判の書籍はA3サイズの用紙に見開きで印刷するとほぼ実寸になります。自宅でもA3サイズで出力しているのですが、単純にA3サイズ1枚で一般的なA4サイズ2枚分になるので、とにかくかさばります。

また、最近はどこの会社でも経費節減で重要書類以外は裏紙に印刷することを推奨していますが、書籍の制作の場合、裏紙に印刷すると最新版か前段階のものか分からなくなってしまうため、一度出力したものは使いません。非エコです。

仕事部屋が大変なことになってきたので、いまはダイニングテーブルにもゲラを広げています。こちらもそろそろ限界に近づいているので、次はソファかリビングの床に広げようか。

いまの状態だけ見ると完全に片付けられない男なのですが、ふだんはとてもキレイに片付けられていますので。ブサイクに愛の手を差し伸べてくれる心優しき天使(以下略)。