電車の中の恋人

酒とタバコと電気ベースと料理とキャリア…まあいろいろ

異邦人

久保田早紀の「異邦人」― 名曲です。イントロが始まると「はっ」とし、「子どもたちが~」とボーカルが始まると背筋がぞわっとして鳥肌が立ちます。40年近く前に短大生がこんな曲を作ったとは、何度聴いても驚きます。

今度、私のバンドで異邦人をカバーすることになりました。インストにアレンジする必要があり、私がアレンジ担当になったのですが、頭を抱えています。あれだけ完成した曲をどうアレンジしろ、と。

YouTubeなどを見ると多くのアーティストがさまざまにアレンジしていますが、どれもボーカルありきのものです。もちろん、参考にはなりますが、これだ!というイメージが湧きません。

試しにアシッド・ジャズ風にアレンジしてみました。

soundcloud.com例のごとく、PCだとすぐに聴けますが、スマホで見ると「Play on Sound Cloud」(大)と「Listen in browser」(小)が出るので「Listen in browser」(小)のほうをクリックしてください。

ボーカルのラインはソプラノサックスかクラリネットを考えています。スタジオに入って1度、全員で合わせてみて、そこでまたあれこれといじってみるしかなさそうな。

それにしても、いまは本当に良い時代になりました。私が学生のころ、こうしてアレンジイメージを作って誰かに聴かせるとなると、ウン万円もするマシンを買わなければなりませんでした。

それがいまは当時のマシンよりもはるかに高性能なフリーソフトがネット上にあふれ、MIDIキーボードをPCにつないで簡単な操作をするだけですぐにできあがります。そして、それをクラウドにアップすればすぐにメンバー全員で共有できます。

場合によってはSkypeなどのグループチャットで自宅にいながらにしてあーだこーだと意見を交換できます。何をやるにもみんなで集まっていたあの頃はいったい何だったのか。しかし、それはそれで楽しかったのですが。

というわけで、奇跡の4連休の最終日はスタジオに入ります。大きい音を出すとスッキリします。1度でよいから、ふみちゃんにライブを観てもらいたかったとくよくよ考えてしまいますが。