電車の中の恋人

酒とタバコと電気ベースと料理とキャリア…まあいろいろ

校了してやった!

先ほど再入稿データと色校を印刷会社に戻し、地獄の広告案件が校了しました。編集の作業は終了し、あとは印刷会社の作業になります。これ以降、編集ができることは無事に納品されることを祈るのみです。

色校というのは「色校正」のことで、文字通り色の校正です。オフィス用や家庭用のプリンターで普通のコピー用紙に印刷するのと、印刷所の印刷機で実際に使用される用紙に印刷するのでは発色に大きな差があります。

先週の入稿というのは色校用の出力紙を用意してもらうためのもので、それで写真の発色などを確認して「オッケーです」と言って印刷会社に戻すことで、本当の意味で編集作業は完了します。

また、色校用に出力する際にも「簡易校正」と「本機校正」というものがあります。

簡易校正はオフィス用や家庭用のプリンターとも違うものの実際に印刷する際の印刷機とも違い、完全ではないもののそれなりに実物に近い形で発色を確認できる出力紙です。費用が安いのがメリットです。

本機校正は実際に印刷する際と同じ機械、同じ環境、同じ用紙、同じインクを使用して試し刷りをするものです。仕上がりの印刷物とほぼ同じものを見ることができるのですが、費用が高くなります。

本機校正をするのは写真の発色に特に神経を使うようなもの、例えば化粧品のパンフレットや画集などぐらいで、簡易校正で済ませるものがほとんどではないかと思います。本機校正はとにかく高いですし。

さらに厳密に言うと、色校を出しても確認する場所の光の具合、自然光か蛍光灯か、蛍光灯は白かオレンジ系かで違いますし、極論を言ってしまえば色に対する感覚は人それぞれですので、私が今回、担当したようなテキストメインの印刷物では簡易校正で十分です。

そして、色校正と合わせてテキストを修正することもでき、今回は本文データを再入稿しました。ただし、本来は色を確認するためのものであって、テキストを修正すると別料金を取られますし、ページの入れ替えなど大幅な修正は事故の元ですので、原則としてやりません。

とにかく、自分でいうのもなんですが、今回は本当にがんばった!執筆から編集までよくやった!自分で書いたからいままで外注していたライター代を約60万円ぐらい節約した!営業もクライアントからお褒めの言葉をもらっているようでよかった!ふみちゃん、大好き!

今日はもう帰ってもよいのですが、いまの時間だとふみちゃんに会える可能性はゼロです。遭遇した確率が高い時間帯まで待ちます。18時55分ごろに会社を出ようか。やるべき仕事は山ほどありますし。