電車の中の恋人

酒とタバコと電気ベースと料理とキャリア…まあいろいろ

素っ頓狂な妄想

外出先から直帰したので、いつもより少し早い時間に横浜駅に着いたところ、浴衣姿の女性が目立ちました…そうだ、今日は神奈川新聞花火大会でした。打ち上げ数に加え、「これぞヨコハマ」という場所で打ち上げるため、神奈川県で最も有名な花火大会となっています。

神奈川新聞社も部数減、広告減で経営が苦しいだろうに、神奈川県を代表するイベントを主催し続けるところには心意気を感じます。さすが、私を若造からそれなりの大人に育ててくれた会社です。

10年以上もいながら結局、辞めることになったわけですから、社内の体制について思うところはたくさんあります。しかし、地元を盛り上げていこうという姿勢で花火大会を開催することは素直にすごいと思います。

「花火大会も良いけど、やめたら自分たちの給料も少し増えるのでは…」と思ったこともありましたが、それは野暮というものです。決めるべきところでは多少、無理してでも見栄を張らなければなりません。

電恋というのは、相手のことを見た目以外、何も知らないので、あれこれと妄想してしまいがちです。特に、私のように最近、気分が落ち気味であれば、妄想が素っ頓狂なところにまで発展してしまいます。

例えば、ふみちゃんが今朝いなかったのは、彼氏と花火を観にいくために仕事を早く上がれるようその分だけ早めに出社したからだとか、美容院に行ってネイルして浴衣の着付けのために休暇を取ったとか。

私のマンションまで花火の音が聞こえますし、高く打ち上がったものはベランダから見えます。そんなことを考えながら花火の音を聞くぐらいであれば、まだ自分の声を聞くほうがマシです。

部屋で1人、ヘッドホンでインタビューのテープ起こしを黙々とこなすのです。