電車の中の恋人

酒とタバコと電気ベースと料理とキャリア…まあいろいろ

私立探偵 濱マイク

『私立探偵 濱マイク』 ― ドラマ版で10年以上前、映画版にいたっては20年以上前の作品ですが、いまだにカルト的な人気を誇っています。

リアルタイムで放送していたころ、私はまだちんちくりんのガキでした。再放送を見て、永瀬正敏演じる濱マイクのマニキュアやラバーソウル、オープニング曲であるEGO-WRAPPIN'の「くちばしにチェリー」が純粋にカッコイイと思いました。

しかし、正直言って意味が分からないストーリーが多かったと思います。また、映画版はともかく、ドラマ版ではエピソードごとに異なる監督が担当して映画版の助監督や新鋭の映像作家が起用されたり、全話ともVTRではなくフィルム撮影が行われたりと、こだわりが強かったようです。

“分かる人には分かる”らしく、私も素直にカッコイイと思う部分は多々ありますが、私はアーティストでもクリエイターでもないので細かいところはよく分かりません。一編集者が映像を云々するのはおこがましいことかと思います。

ただ、ロケ地の雰囲気が好きで、またすぐ近くに住んでいるということもあり、よく歩いています。これは濱マイクの事務所があったという設定の映画館・横浜日劇です(2007年3月撮影)。

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私が写真を撮った1か月後に解体され、いまはごく普通のマンションになっています。

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向かいにあるのが、2本立て名画座のシネマ・ジャックと単館系ロードショー館のシネマ・ベティからなる、シネマ・ジャック&ベティです。往年の映画ファンにはたまらない空間らしいのですが、凡人の私はキレイなシネコンでポップコーンをかじるほうが性に合っています。

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少し歩くと横浜の桜の名所の1つである大岡川があり、いまはすっかりキレイになったかつての魔窟が現れます。魔窟について知りたい方は「黄金町 ちょんの間」とGoogle先生に聞いてみてください。壊滅する前に1回、行ってみたかったのですが…ゴニョゴニョ。

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歩き疲れたので、通りがかった酒屋で角打ち。ビール中瓶(320円)とマグロブツ(50円)でとても良い気分。

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以前にも書いたように、編集者はふだん、なかなか外を出歩かないため、休日には意識的に外に出て、太陽の光を浴び、体調を整えなければなりません。校了前は徹夜もめずらしくなく、体力が基本なのです。

それにしても、おしゃれなふみちゃんはこんなところ来ないでしょう。でも、安心してください。こんなディープスポットと対極にあるような場所も用意してあります。来月の23日(火)、南青山にあるブルーノート東京にKenny Garrettを観にいきます。

www.bluenote.co.jp浴衣で行くとオリジナルカクテルをプレゼント…ふ、ふみちゃんの浴衣…ゴクリ。ふみちゃんとブルーノートに行ってみたいの (´・ω・`)