電車の中の恋人

酒とタバコと電気ベースと料理とキャリア…まあいろいろ

働くこと

「社長のお気に入り数人だけで盛り上がってる」「大多数の人がやる気なくして雰囲気最悪」「きょうにでも辞めるって言いたい」― 先月末で退職した会社の元同僚たちから毎日のようにLINEが届きます。

以前から書いているように私は転職を勧めないので「それならとっとと辞めれば?」とは言いません。元同僚たちもみんな転職経験者なので大変さを分かっていますし、本気で嫌になったら自分で動くでしょう。

そしていい加減、動き始める段階に入ったようですし、それほど仲が良かったわけではなく、もう連絡を取っていないスタッフの中に実際に動き始めている人がいてもおかしくありません。

外資系は入れ替わりが激しいとよく言われますし、実際にそのとおりなのですが、前職は出ていく一方で入ってくる人がいません。ここ2年間でスタッフ数が半分以下になったのは異常ではないかと思います。

転職先も外資系なのでやはり出ていく人が少なくありませんが、それと同じぐらい入ってくる人がいます。それに出ていくのは営業やコンサルタントで、彼らは経験を積みながら2~3年ごとに移っていくのが当たり前ですから、それほどおかしいことではありません。

短くないものの長いとも言えないサラリーマン生活でそれなりに濃い経験をしてきたつもりです。日系と外資系、さらにそれが新聞社と出版社ということになれば、珍しいと思っています。

その上でいま「仕事、会社、そもそも働くってなんだろう?」と考えています。いい歳して厨二病のようですが、どん底から這い上がり始めたところなのであらためて考えてしまうわけです。

世間は夏休みです。大学生のインターンから小学生のお仕事体験まで、仕事について考える機会を得た若者が多いのではないでしょうか。とても良いことだと思うので、思いっきり悩んでください。

そして、こういう話を自分の子どもとしてみたいと思うのですが、こればかりは1人では(以下、略)。