電車の中の恋人

酒とタバコと電気ベースと料理とキャリア…まあいろいろ

ナイターを観る

日本人にとっての国民的スポーツはプロ野球であり、それは地域の発展に大きく寄与するはず ― 横浜スタジアムで昨夜、横浜ベイスターズvs広島カープの一戦を観て実感しました。

球場でナイターを観たのは10年ぶりぐらいだったと思いますが、観客の多さに驚きました。チケットは完売、3万人弱の観客を動員していたそうです。

新聞記者時代に近くで働いていたので、仕事が早めに終わったときなど“飲みに”行っていました。開放的な屋外球場で崎陽軒のシウマイをつまみながら飲むビールは至福の喜びです。

当時は不人気球団の最たるもので、横浜スタジアムが満員になるのは甲子園の神奈川県予選決勝ぐらい、いつ行ってもガラガラですぐに入場できました。

それがいまやチケットは販売開始直後に即完売、2人以上の席を連番で取るなど至難の業となっています。浦島太郎の気持ちがほんの少しだけ分かりました。

また、女性の多さにも驚きました。以前は酔っ払ったおっさんがヤジを飛ばすような場所だったのがオシャレスポットの1つとして認知されているようです。

これはオーナーがDeNAになってビジネスの観点を取り入れ、運営だけでなく経営するようになったことが大きいと思います。攻守交代時のちょっとしたアトラクションに垣間見られました。

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観客動員数が増えれば、興行収入はもちろん、試合終了後に「まだ電車が混んでいるからどこかで飲んで空くまで待とうか」という周辺の飲食店などへの波及効果が絶大です。

周辺にどれだけの金が落ちたのか。「もう1杯、飲んでいこうぜ」と騒いでいる集団を横目に見て、そんなことを考えながら帰りました。1つの場所と時間に数万人が集まるのはすごいことです。

ZOZOTOWNの社長が球団保有の意思を示したことが大きな話題となっていますが、私は大歓迎です。周辺が盛り上がれば金が落ち、笑顔が増えるはずです。

昨年は気持ちに余裕がありませんでしたが、仕事も変わって心機一転、いろいろなことを考えていきたいと思っています。