電車の中の恋人

酒とタバコと電気ベースと料理とキャリア…まあいろいろ

腐らず

「重要なポイントを見逃さない良い質問ですね」と言われればインタビュアー冥利に尽きますし、「こういうことを言いたかったんです。文章として上手くまとめていただき、ありがとうございます」と言われればライター冥利に尽きます。

…マテ、オレはエディターだぞ!

編集者に転向してからよりも記者だった時間のほうがまだ長いので当然ですが、他人(著者)が書いたものを整えていくより、自分で取材して書いていくほうが性に合っているとつくづく思います。

能力的に劣っているのに社内営業に長けているために上にいる人間はどこの会社でもいるはずです。そして、その下に付いて苦悩している有能な人間もたくさんいます。

社内的にはすっかり邪魔者扱いされていますが、社外的にはまだまだ使い道がありますし「この前、インタビューに来てくれた人…そう、ずずずさんがまた来てくれるなら出稿しますよ」と言われれば素直に嬉しいです。

きょうも通常業務を定時でとっとと済ませ、自宅に帰ってから原稿を2本、書き上げました。中身をざっと確認した営業も質と書き上げるまでの速度に大満足です。

営業に感謝されていますが、感謝したいのは私のほうです。危うく忘れそうになる私の本質を保っていられる業務を振ってくれるのですから。腐りそうになる自分をかろうじて保ち続けています。

求められ続ける限り、私は腐らずに書き続けるわけです。