電車の中の恋人

酒とタバコと電気ベースと料理とキャリア…まあいろいろ

アレンジの秘密

ミックスダウンからマスタリングまで完了しました…私が数年前に作り、いま組んでいるバンドで復活させた曲がCMで使われることになった件です。

wakabkx.hatenadiary.jpレコーディングの流れを書き始めると長くなるので省きますが、各パートの録音からアレンジ、調整まですべて終わったということです。4月からFMで流れることになります。

バンドの中ではキーボードが最もレコーディングについて詳しいので、実作業やエンジニアとのやり取りはすべて彼に任せていましたが、出来上がったものは完ぺきでした。

そもそも、私が作ったといってもアコースティックギターでメロディとコードを考えた程度で、ほとんど当時のバンドのキーボードのアレンジのおかげです。

今回もいまのバンドのキーボードがアレンジしてくれて、以前の雰囲気を残しつつ今風になりました。小さなものを改良して仕上げていく才能には本当に憧れます。

ただ、アレンジの方向性を相談され、私の頭の中にあったイメージを伝えました。「何となく思い浮かんでいただけだから」と言っておいたのですが、それに沿ったものになっていました。

想いが決して届くことはないと分かっていても諦めきれなくて、胸が苦しすぎてじっとしていることができず深夜にあてもなくドライブに出かけ、海岸で月の光に優しく包み込まれている感じ。

歌詞は当時のバンドのヴォーカルが書いたものです。彼女が何を思ってこの詞を書いたのか詳しく聞きませんでしたが、きっとこのようなことをイメージしていたのではないかと思っています。

今朝のふみちゃんは初めて見る茶色のコートで、とてもシックな雰囲気でした。小さくしか見えませんが、釘付けになってしまい、目を離すことができませんでした。

ふみちゃんがこの曲をどこかで耳にする可能性はゼロとはいえませんし、もしかしたら頭の片隅に残るかもしれません。しかし、アレンジにはふみちゃんへの私の想いが反映されていることを知ることは永遠にありません。