電車の中の恋人

酒とタバコと電気ベースと料理とキャリア…まあいろいろ

現実逃避

「この前は変なこと言ったり、泣いたりしてごめんね。ちょっと飲み過ぎちゃってたみたいだから忘れて」― 景子さんからLINEがきていました。

もし、景子さんが私の前から姿を消したら…と考えることがあります。そして、その度にとても辛くなります。

しかし、それでは景子さんの想いを受け止められるのか…と考えると、その度に苦悩します。文字通り頭を抱えます。

現実問題として冷静に考えてみると、仮に私に彼女ができ、結婚したら、景子さんと会い続けるのは不可能だと思います。

景子さんはあまりにも美人すぎます。私が女性だったとして、彼にこんな美人の友人がいたら間違いなく嫉妬し、関係を疑います。

「いったいどれだけ美人なんだ?」と思っている人が多いと思います。写真を載せられるものなら載せたいのですが、それはできません。

ただ、男女問わずうっとりと見とれるほどの美人です。マンションのオーナーさんは女性にもかかわらず「目の保養になるわ」といつも言います。

同じマンションに住む小学生がエレベーターで景子さんに遭遇すると明らかに固まります。子どもでも分かるほどです。

しかし、景子さんは男…。

「私はずずずくんが幸せになれるよう、いつも祈っているから」― 景子さんがよく言うことですが、辛くなるので言わないでほしいといつも思います。

私はそんなに想われるような男ではありません。なぜ俺なんだ?といつも疑問を感じています。そして苦悩しています。

ダメだ、今夜も逃げたい。

何でこんなにネタみたいな毎日を過ごすことになってるんだろうなあ。真っ当に生きてきたつもりなのに。