電車の中の恋人

通勤電車で一緒になる女性に恋して散ったブサメンの日常

積み重ね

エレベーターの階数ボタンに必死でIDカードをかざしていました。当たり前ですが、単に階数ボタンを押すだけでよいのです。疲れているようです。

芸能人の大学受験が話題になっています。賛否両論ありますが、私は特に気にしていません。門戸が開いている限り、受験は自由です。

たとえそれが番組のネタであったとしても勉強するのは良いことですし、合格する喜びや入学後に本当の学問の一端に触れられるのは楽しいものです。

ただ、現実はそれほど甘くありません。東大文Ⅰを目指していたお笑い芸人がセンター試験で足切りになっていました。

国語や社会は高得点だったようですが、数学や英語がボロボロで、合計では足切りのボーダーラインをかなり下回る点数だったようです。

「まあ当然かな」と思います。数学や英語は毎日こつこつと積み重ねた基礎学力が求められるため、忙しい仕事の合間を縫って勉強しただけでは時間が足りません。

国語や社会は知識に日常的に触れる機会が多く、気づいていなくとも勉強したのと同じようになっています。基礎学力が自然と身につくわけです。

しかし、数学や英語は時間をかけて意識的に勉強する必要があります。つまらないもの、苦手なものは誰しも無意識的に避けようとします。国語や社会のように自然に頭に入ることがありません。

芸能界という厳しい世界で生き抜いているのですから、集中したときの力は並みの受験生と比べものにならないと思います。

せめて1年間、こつこつと続ければ可能性はかなり上がると思いますが、さすがに数か月では時間が足りません。毎日こつこつ時間をかけるということはとても大切なことなのです。

先ほどまで久しぶりに編集っぽいことをやっていたのですが、勘やコツのようなものをすっかり忘れていて凹みました。

何年間もやってきた仕事ですから、始めればすぐに思い出します。ただ、編集という仕事は毎日の積み重ねで技術を身につけていく職人の世界のようなものです。ほんの少しでも毎日、続けなければなりません。

このままでは、これまで必死に積み重ねていた知識や技術を失ってしまいそうです。それを想像してみると恐ろしくなりました。

「干されているから」と現実からすっかり目を背け、ぬるま湯にどっぷりと浸かっていますが、そろそろ熱めのお湯に飛び込まなければならないときかもしれません。