牛すじカレー
私がオフィスを出たのは15時30分で、まだ早いほうだったと思いますが、帰りの電車はカオスでした。途中の品川駅ではすでに入場規制が始まっていたようです。
これから19時ごろにかけて帰宅ラッシュのピークではないかと思われます。ふだん20時、21時ごろまで仕事をしている人にとっては十分、早帰りですから。
ふみちゃんも帰りは大変だろうと思います。電車に乗るまでも時間がかかりでしょうし、乗れたとしてもギュウギュウ詰めでしょう。小柄なふみちゃんが苦しい思いをしませんように。
ところで、きょう1月22日はカレーの日だそうです(1月22日はカレーの日:全日本カレー工業協同組合)。何でも全国の小中学校の給食で一斉にカレーが出されたからとのことです。
実はきのう、それを知らずに無性にカレーが食べたくなり、さらにスーパーでキレイな牛すじを売っていたので、牛すじカレーを仕込んでいました。
牛すじは下ごしらえが肝心です。下茹でして灰汁を徹底的に取り除きます。私の料理のモットーは、安い食材を手間ひまかけてごちそうに変えることです。
茹でこぼして水で洗って…を3回は繰り返しましょう。1回目と比べて灰汁がずいぶんと出なくなりました。
並行してソフリットを作ります。これまで何度も登場した野菜の出汁の素です。セロリと玉ねぎ、にんじんをみじん切りにします。
弱火でじっくり炒めます。
15分ぐらい炒めるとペースト状になります。
そこに牛すじを投入し、水を入れて煮込みます。スパイスは何も入れていないのに、これだけで何となくスパイシーな香りがするのが不思議。
一時期、自分でスパイスを調合してみたことがあるのですが、手間の割にあまり美味しくなかったので、市販のルーを使います。今回は2種類をブレンドします。
煮込みが進んだところでルーを入れます。ついでに冷蔵庫に残っていたマッシュルームもぶっ込んでみました。
一晩寝かせて完成です。にんじんとじゃがいもは溶けてしまうので、食べる直前にレンジでチンし、少しだけ煮込みます。
調理前は包丁で切ることすら大変だった牛すじがスプーンで切れるほどトロトロになりました。あとはこれを食べてくれる食いしん坊の天使を(以下、略)。