電車の中の恋人

通勤電車で一緒になる女性に恋して散ったブサメンの日常

Japaneseman In New York

「君をニューヨークオフィスに招くことによってどのようなメリットがあるか、君が私にとってどれだけ役に立つ人間か、教えてほしい」

開口一番、このようなことを言ってきました。さすが軍隊出身、無駄なことは何も言いません。慣れていないと面食らうと思いますが、私にとってはとても分かりやすいので助かります。

まずメリットを端的に伝え、なぜそれができるかを説明します。当たり前のことですが、結論から述べなければなりません。いわゆる逆三角形方式です。

話し終わった後、2~3の質問があり、それに答えても約5分で終わりました。分刻みで動いているダイレクターにとって5分間は貴重な時間です。

以前から何度か書いていますが、外資系は上司に気に入られることがすべてです。実力主義と思われがちですが、日系以上に好き嫌いで判断されます。

スタッフの役割はダイレクターの評価を上げることです。ダイレクターにとって自分自身の成績にどれだけ貢献してくれたかでスタッフを評価します。

仕事を通じて成長するため?社会に貢献するため?そのような考えは外資系で求められません。必要なのは、いかに上司を気持ち良くさせるか、のみです。

そのため、仕事の成果はもちろん重要ですが、ゴマすりも効果的です。いくら実力があったとしても上司に嫌われてしまってはおしまいです。

私が東京オフィスでダイレクターの指示に逆らって広告営業チームをサポートしたことは御法度であることが分かると思います。

「ところで、君はなぜニューヨークオフィスに来たいんだ?」― 聞かれましたが、正直言って「環境を変えたいから」「何だかカッコイイから」しかありません。ただ、さすがにこれは言えませんので次のように答えました。

「スティングの“Englishman In New York”が大好きだからです」

彼はニヤリと笑い「私も大好きだ」と返してきました。ふざけていると思われる可能性もあり、一か八かの賭けでもあったのですが、どうやら賭けに勝ったようです。

さて、どうなることやら。

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