電車の中の恋人

通勤電車で一緒になる女性に恋して散ったブサメンの日常

一生の付き合い

「学生時代の友人は一生の付き合いになる」

よく言われますし、私もそのとおりだと思います。FacebookなどSNSがない時代でしたが、学生時代の友人とはいまでも年に1~2回は集まっています。

ただ、これは見方を変えると、卒業して社会人になってからは一生の付き合いになるような友人ができない、と言うこともできます。

これは半分正しく、半分間違っていると思います。

社会人になると1日のほとんどを会社で過ごします。そこで同僚や上司、後輩と仲良くなることはもちろんあります。

しかし、それが学生時代のような付き合いかといえば「うーん…」と首をかしげてしまいますし、それは当然のことです。

前職の新聞社や現職の出版社は、それこそ半沢直樹で描かれたメガバンクのような強烈な出世争いはありません。ただ、それでも多少はあります。

ほかの記者に先駆けてスクープを抜き、花形である本社の政治部や社会部で活躍したいという上昇志向の強い同僚がいましたし、足の引っ張り合いもありました。

いまの会社は好きなことだけやっていたいという職人タイプの人間が多いのですが、外資系のせいか、とにかく結果を求められるのでやはり足の引っ張り合いがあります。

仕事の根底には、金を稼ぎたい、良い暮らしをしたいという気持ちがあるため、損得勘定なしでの純粋な友人付き合いはどうしても難しくなります。

学生時代の友人同士でも損得勘定はありますが、それでも会社内での付き合いと比べればかわいいものです。

社会人になってしまうと会社以外で新たに知り合うことがほとんどありません。そのため、一生の付き合いになるような友人ができにくくなるわけです。

ただし、会社以外で新たに知り合う機会を自分から求め、運良く知り合うことができれば、一生の付き合いになるような友人になり得ます。私にとってそれはバンドです。

昨日出演するはずだった川口ストリートジャズフェスティバルが中止になり、すっかり凹んでいたのですが、1人から声が上がり、数時間後には集まってスタジオでリハをやっていました。

私以外はみんな家庭があり、いい大人が急に集まるのは難しいはずですが、それでもみんなで音を合わせたいと思い、風雨が強まる中、重い楽器を担いで集まりました。

そしてリハの後は居酒屋に行き、ああだこうだと大好きな音楽談義に花を咲かせました。今日が休みということもあり、つい調子に乗って冷酒を飲んでしまい、いまは軽い二日酔いですが。

当然のことですが、みんな家庭や仕事が最優先であり、それらの都合でいつバンドを続けられなくなるか分かりません。

それでもこうして知り合って時間が許す限り集まって本気で遊んでいます。酔いが回った頭でしたが「このメンバーとは今後、一生の付き合いになるんだろうな」と思った台風の夜でした。

それにしても、1年に1日だけなのによりにもよって何で昨日、ピンポイントで台風がくるのか。今日は最高の野外フェス日和なのに。

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