電車の中の恋人

酒とタバコと電気ベースと料理とキャリア…まあいろいろ

決意のから揚げ弁当

今日のお昼ごはんをどうするか、昨夜から決めていました。

お弁当です。

もちろん昨夜読んだ『世界で一番、俺が〇〇』でお弁当屋さんのふみちゃんに胸キュンしたからです。「何を考えているのかよく分からない」と言われることがたまにありますが、私の思考回路は単純です。

オフィス近くに個人経営の老舗のお弁当屋さんがあります。あるアイドルグループのメンバーがここのから揚げ弁当をラジオやブログで紹介したところ有名になり、いまではファンの間で聖地とされているようです。

ちなみに店員さんは『世界で一番、俺が〇〇』のふみちゃんと似ても似つかぬ肝っ玉母さんです。顔見知りと話しているようなときに前を通ると「ガハハハハッ!」という大きな笑い声をよく耳にします。

私が注文したときも「から揚げのお弁当、1つ!」と奥に向かって声を張り上げていました。私の前に2人いたので7~8分待ちました。そして出てきたから揚げ弁当がこちら。

f:id:wakabkx:20170914170146j:plain

ここのから揚げはもも肉ではなくむね肉を使っています。ジューシーさはもも肉に負けますが、その分、噛みしめたときのお肉感がたまりません。盛りも十分で、お腹いっぱいになります。

ここでお弁当を買ったのは約1年ぶりです。ふみちゃんに会ってしまう可能性があったのでずっと避けていました。

このお弁当屋さんはふみちゃんが働いているであろうオフィスと私のオフィスの中間ぐらいにあり、通りに面しています。

注文を受けてから作るため、先に人が待っていなくても店の前の通りで数分待つことになります。身を隠すような場所もないため、もしふみちゃんが通りかかったら…と思うとそこで買えませんでした。

しかし、もうこのようなことはやめようと思います。こうしてふみちゃんに会わないようにするということは意識しているということです。

もし、ふみちゃんに会ってしまったとしても、もちろん私は声をかけたりじっと見たりするつもりもありません。完全に知らない女性です。

ふみちゃんが私を見かけたら最初はドキッとし、怖いと思うかもしれません。ただ、いまのように私が意識し続け、意図せずばったり遭遇してしまったときに隠れたりすることのほうがよっぽどおかしいはずです。

かといって、何とかして会おうと帰りの電車の乗る位置を戻すつもりはありません。帰りはどこから乗っても同じですし、いまは逆に変えた場所に慣れてしまいました。

不意にばったり遭遇してしまうことは防げません。それを無理して避けようとすると余計にふみちゃんを怖がらせてしまうことになりかねません。何も意識せず、自然でいることがよいのではないかと思います。

いきなりすべてを忘れ、吹っ切ることはできません。しかし、ほんの少しずつでも、ふみちゃんのことを忘れていくつもりです。