電車の中の恋人

酒とタバコと電気ベースと料理とキャリア…まあいろいろ

経験のなせる技

3時間弱で100通以上のメールを捌くとさすがに疲れます。もちろんすべてに返信するわけではありませんが、チャットでのやりとりと並行しながらだと目を通すだけでも大変です。

先月末に書いた広告営業チームの案件が来週、校了します。彼らもなるべく私に頼まないようにしていたとのことですが、制作が佳境に入ってやり取りが錯綜し、手に負えなくなってきたそうです。

wakabkx.hatenadiary.jp仲間が困っていたら多少、無理してでも助けるからもっと早く言ってくれて良かったのに、と思いましたが、私に頼むと彼らも怒られるので仕方ありません。

外部のデザイナーとDTPにひとまず私が入ることを伝えてから、いま出来上がっているファイルをすべてもらい、赤字を見ながらそれぞれの進捗を判断します。

それから優先順位を決めてデザイナーとDTPに指示を出しつつ、広告営業チームにはクライアントとのやり取りに専念してもらい、何か要望が上がってきたらすぐに反映するように指示を出して。

これらはすべて分単位、場合によっては秒単位ですが、間違えることはほとんどありません。これまで積んできた経験のなせる技です。

デザイナーやDTPへの指示の出し方というものもあります。広告営業チームはそれが分からないのでぼんやりした指示を出してしまい、意図が伝わらずに何度もやり取りしてお互いに疲弊してしまいます。

私の場合はデザイナーやDTPが実際にどのようなことを考えながら作業しているか分かり「こうしてほしい」ということを的確に伝えられるため、ほとんど1回で終わります。

それも若造のころにベテランに散々、怒られたからこそ身に付いたことです。広告営業チームができなくて当たり前です。そもそも、それは本来の仕事ではありませんから。

「ずずずさんのような方が仕切ってくれるとこちらも楽なのですが」― ひとまずの峠を越えたところでDTPからメールがきました。そう言ってもらえると嬉しい限りです。

滞っていたのが先ほどまでの3時間弱で一気に整理されたので、明日以降は広告営業チームだけでもこなせるはずです。

…と思ったら印刷会社の営業さんから「もし、ずずずさんがご存知だったら教えていただきたいのですが」とメールがきました。印刷会社への手配がまったく手付かずだったようです。

仕方ない、乗りかかった船です。明日は印刷会社への仕様をまとめましょうか。