電車の中の恋人

酒とタバコと電気ベースと料理とキャリア…まあいろいろ

選択

「色んな国を見て見聞を広めるのは学生時代しかできないから」― 同級生は長期休暇のたびに1人で貧乏旅行をする学生生活を選びました。

「海外旅行は1人だから卒業してからもできる。学生時代はたくさんの仲間と一緒でないとできないことをやりたい」― 私はサークルに入ることを選びました。

サークルといっても他大学から女子がたくさん集まってくるインカレのテニスサークルなどではなく、男ばかりの体育会系バンドサークルでしたが。

冒頭の選択は半分正しく、半分間違っていたと思います。就職すると海外旅行などそう簡単にはできませんでした。

2日間の連休を取ることすらままならない激務の新聞記者になったというせいもありますが、カレンダー通りに休める企業に就職しても長期休暇は自宅でゴロゴロしたいのが社会人1年生です。

仕事に慣れてくれば休み方も上手になりますが、20代前半の敏感な時期に海外を見聞きして得られるものは、社会人になってからの海外旅行で得られるものとは少し違うと思います。

正直言って「20代前半の学生時代に色んな国を見ていたら、いまは少し違った考え方を持っていたかもしれない」と思うこともあります。

しかし、サークルで一緒に遊んでいた仲間とはいまもつながっていますし、そのときに本気でバンドに取り組んでいたおかげでいまも趣味としてバンドを楽しめています。

選択に対する責任は自分でしか負えません。

極限まで正しい選択を追い求めるAIと違い、人間は間違えます。しかし、それが人間の良さであり、私は常に人間で在りたいと思っています。

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何だか偉そうなことを書いていますが、要はリハの後のレモンサワーは格別であるということです。好きな音楽の話をしながら酒を飲むことほど楽しいことはありません。

来週末は川口ストリートジャズフェスティバルに出演します。演奏後のレモンサワーが楽しみです。