電車の中の恋人

通勤電車で一緒になる女性に恋して散ったブサメンの日常

外資系

「えー、外資系の方って初めてです!何か憧れます!」

石を投げれば外資に当たると言っても過言ではないほど外資系で働く日本人が増えたこのご時世、ここまで驚かれるとは意外です。

新支社長の方針で、会社としてとあるコンサルと契約し、そこが毎日のように実施しているセミナーを何度でも受けられるようになりました。

今月上旬に初めて参加したやつです。「1人3回は受けるように」という意味不明なノルマを課せられたので、今日は2回目を受けてきました。

2人掛けのデスクで、たまたま隣になった方と適宜、ワークショップ的なものをやるのですが、今日、私の隣になったのは若い女性でした。

セミナーは2時間30分で、冒頭に隣になった方とお互いに自己紹介をさせられます。名前と社名、日々の業務内容は最低限、話すように、と言われます。

そして、私の自己紹介をしたところで冒頭のセリフです。見た目からして20代だと思われましたが、周囲に外資系で働く友人や知人はいないのでしょうか。

いまや社名だけで明らかに外資系と分かるところもあれば、社名は日系でも資本関係など中身は外資系というところが多々あります。

「ザ・日系」と言える新聞社で社会人生活をスタートさせた私も外資系に入社する際、妙にウキウキしたことは確かです。

しかし、実際は日系と何ら変わらず、ドロドロとした人間関係もあります。厄介なのが日系以上に上司へのゴマすりを求められることです。

外資系=外人が多く集まる都会=例えば六本木とか=オシャレ」という図式が彼女の頭の中で成立していたのかもしれません。

確かにそのような一面もありますが、それ以上に辛いことのほうが多いということをわざわざ話す必要はありませんし、そんな時間もありません。

帰り際に「名刺いただけませんか?」と言われましたが、たまたま切らしているということにして帰ってきました。なお、私が名刺を切らせることは絶対にありません。

ふと、ふみちゃんも何も知らずにこのセミナーを受けにきて、たまたま私と隣同士になったらどうなのだろう…と思いました。

ふみちゃんに申し訳ないから、急きょ会社から呼び出されたことにして退散するかな。