電車の中の恋人

通勤電車で一緒になる女性に恋して散ったブサメンの日常

手の平返し

「絵になる人とならない人の対照的な席ですね」

今日から新しいフロアで業務を開始しました。前後左右の顔ぶれも変わり、私の隣は部署のイケメンになりました。

それを見にきた営業が言い放ったものが冒頭のひと言です。含み笑いをしながらで、冗談ではなく、明らかな悪意を感じます。

私が干されていることを知っているのでしょう。以前は「ずずずさん、ずずずさん」とあれこれ質問してきたのですが、最近はすっかり手の平を返してしまいました。

確認したいことがあって聞きに行くと「この前、メールしましたよね?何で見てないんですか?」とつっけんどんに返してきます。ちなみにメールは私だけ送信されていません。

ガキのいじめか…と思い、呆れましたが、彼と仕事で絡むことは滅多にありませんし、相手にしなくても何の支障もありません。むしろ分かりやすい性格で助かります。

それにブサイクであることは事実です。たまたま電話を取り次いだときに隣のイケメンの横顔を見たらとてもキレイでした。仕方ありません、世の中はそういうものです。

同じ会社と言っても人数がいると知らない人も多く、さらに外資系は入れ替わりが激しいのです。知らない人に囲まれていると無意識のうちに気を張ってしまいます。

とっとと帰って酒飲んで寝ようかな。