電車の中の恋人

酒とタバコと電気ベースと料理とキャリア…まあいろいろ

アレンジに悩む

「いまこんな感じなんですけど、聞いてみて些細なことでもいいんでご意見もらえませんか?アレンジで煮詰まっちゃって」

今月7日に念願のメジャーデビューを果たしたファンク/ソウルバンドのメンバーから電話がかかってきました。新曲作りで煮詰まっているそうです。

当たり前のことですが、プロになったからには曲作りも仕事です。アマチュアのころのように「今日は気分が乗らないから」と言うわけにはきません。

レーベルはスタッフを付け、セールス計画を立てたりプロモーションを打ったり、アーティストが音楽活動に専念できるようサポートしてくれます。

その代わりにアーティストはレーベルの人件費や運営費を稼ぎ出さなければなりません。もちろん、自身の給料も、です。

そのためにはすぐ2ndアルバムを出す必要がありますし、さまざまな段階から逆算していくと常に曲を作り続けなければなりません。

マチュアのころと違い、プロになるといつまでに作らなければならないという期限が設定され、それは絶対です。それが仕事というものです。

そして、それが続くと少しずつ音楽が嫌いになっていくわけです。音楽が好きであればあるほど、あっと言う間に嫌いになります。

ただ、彼らはメジャーデビュー前からほぼプロのような具合でショービジネスの世界を垣間見ていましたし、それなりに酸いも甘いもかみ分けた大人です。

音楽を仕事にすることがどういうことかよく理解した上でのメジャーデビューだったので、これぐらい乗り切っていくと思います。電話の声が心なしか疲れているようだったのは心配ですが。

きょうはこの曲のアレンジ作業をやりつつ、知人に頼まれている原稿を書いていました。何かに没頭しているとふみちゃんのことを考えなくて済むので助かります。

また、きょうは横浜市長選挙だったので投票に行ってきました。現職に特に失策はありませんでしたし、対立候補が弱いので、たぶん現職の圧勝でしょう。

私の幼なじみが神奈川県のとある市の市議会議員になっています。いま当選回数2回の3期目で、そろそろ県議会を視野に入れ始めています。

そういえば、ヤツに政治家にならないかと何度も誘われているんだった。インドに行くぐらいならいっそ政治家に…政治家なんて絶対に無理だわ。

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