電車の中の恋人

酒とタバコと電気ベースと料理とキャリア…まあいろいろ

タンドリーチキン&メキシカンピラフ

バンドはとてもお金がかかる趣味です。

楽器やエフェクター(音を変える機械)などはもちろん、リハーサルスタジオを借りるにもお金がかかりますし、ライブをやるにもお金がかかります。

社会人になったいまでこそ、それほどお金を気にせずに楽しめていますが、学生時代はバイト&バイト&バイトでした。

私は元々、大学院に進むつもりで、学部の学費は親の好意に甘えて払ってもらいましたが、大学院の学費は自分で払うつもりでした。

バンド活動に充てる費用を稼ぎつつ大学院の学費を少しずつ貯金する生活は大変でした。いまになって思えば、それも楽しい思い出ですが。

リハーサルスタジオの料金体系にナイトパックというものがよくあります。午前0時~午前6時の6時間だと、日中に6時間借りるより半額ぐらいになるのです。

金はないけど時間はあるのが学生です。私の周りもみんな同じような感じでしたので、ナイトパックを利用して深夜に練習していました。

そのまま午前9時からの1限に出席するのですが、午前6時にリハーサルスタジオを出てもまだ時間があるわけで、たいていファミレスで時間をつぶします。

よく利用していたリハーサルスタジオのすぐ近くにあったファミレスがジョナサンで、練習で消費したカロリーを補給するために明け方に高カロリーのものを食べていました。

それがタンドリーチキン&メキシカンピラフです。ジョナサンの定番かつ人気のメニューで、1度は食べたことがある方も多いのではないかと思います。

そのころのバンドメンバーから「久しぶりに飲もうよ」と連絡があり、急にタンドリーチキン&メキシカンピラフを思い出しました。

しかし、いまのマンションの近くにファミレスはいくつかあるのですが、ジョナサンだけがありません。というわけで、前置きが長くなりましたが作ります。

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タンドリーチキンの準備です。本格的に作ろうとするとスパイスが大変なことになりますが、完コピは目指しません。私のベースラインもアドリブがほとんどです。

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無糖ヨーグルトにカレー粉、ガラムマサラ、はちみつ、トマトケチャップ、にんにく、しょうが、塩胡椒を入れて漬け込みます。いつもどおり分量は適当です。

◆→ここまで23日(日)に書いたこと←◆

…実はこれ、一昨日の日曜日に食べるつもりで仕込んだのですが、スパイスの香りでお腹がいっぱい&飲みながら作っていて、その日は眠くなってしまいました。

昨日は人に会ったので帰りが遅くて作れず、きょう25日(火)に奇跡の17時定時上がりを敢行して作ってみたわけです。

スパイスたっぷり&冷蔵庫に入れているので鶏肉も悪くならないだろうと目論んでいます。結果的に味がとても染み込み、美味しくできあがりました。

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鶏肉を焼く前にメキシカンピラフを作ります。ピーマンと玉ねぎに加え、野菜室にズッキーニが残っていたので、みじん切りにして入れます。

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キッチンの調味料棚をふと見ると、おあつらえ向きのハーブソルトメキシカンミックスなるものがありました。ゴリゴリと擂って入れます。

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玉ねぎが透き通るなど、野菜に火が通ったところで米を入れ、カレー粉やガラムマサラなどで味付けします。タンドリーチキンの味が濃いと思われるので、ピラフは薄味です。

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タンドリーチキンを用意します。漬け込んだジップロックを開けた瞬間、スパイスの香りが広がり、食欲をそそります。

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強火で皮のほうから焼いていきます。ここで皮をパリッとさせておくと香ばしくなります。ただ、油が跳ねまくるので要注意です。

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皮に焼き色がついたらひっくり返し、分厚いので蓋をして弱火で蒸し焼きにします。この季節、肉にはしっかりと火を通しましょう。

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オン・ザ・ピラフで完成です。茶色ばかりでインスタ映えはイマイチかもしれませんが、スパイスの香りが抜群です。実食します。

うっま!

ジョナサンのタンドリーチキン&メキシカンピラフをずいぶんと食べていないので味を覚えていませんが、これはこれでとても美味しいです。

自分で言うのもなんですが、都内のオシャレなカフェだったらもう少し量を減らしても1,500~1,600円取れるのではないかと思います。

最後はいつもの言葉で締めます。疲れて家に帰ったらタンドリーチキン&メキシカンピラフが出てくることに憧れる食いしん坊の天使を(以下、略)。