電車の中の恋人

通勤電車で一緒になる女性に恋して散ったブサメンの日常

責任

自身に与えられた業務に対して責任を持つ ― サラリーマンとして当たり前のことですし、私はこれまでそのように取り組んできました。

私に与えられた業務は、売れる書籍を企画し、スケジュールに沿って制作し、年間計画で決められた日に刊行することでした。

書籍編集者になってからこれまで私はきちんと責任を果たしてきました。しかし、最後の最後で責任を果たすことができませんでした。

wakabkx.hatenadiary.jpずっと悔やんでいました。初期段階の原稿整理を終え、初校を作り終えていたにもかかわらず、他社に引き渡すなど考えもしませんでした。

脱稿が遅れたという著者の事情で、自身ではどうにもならない要素がありましたが、その遅れを自身のカバーで取り戻すことも重要な業務の1つです。

それができず、結果として最後まで制作できなかった、予定通り刊行できなかったことは、私の責任以外の何ものでもありません。これだけで十分、辞めるに値します。

しかし、急転直下、弊社で制作することになりました。刊行は版権を引き取る他社名義になりますが、印刷所に入れるだけの状態まで弊社でやります。

他社としては「初校まで制作したなら最後までお願い」ということで、当たり前と言えば当たり前。そして、これを仕上げられるのは社内で私しかいません。

マネージャーから先ほど話がありました。これについてはダイレクターも認めざるをえません。私に仕事を与えたくないのでしょうけど。

ただ、すべてを私1人でやるのは時間的に厳しいので、制作会社にアシスタントとして入ってもらうことになりました。

「最後にこれだけは責任を持って仕上げます」と言ったところ「おいおい、辞める気か」とマネージャーに言われました。

「うちで作る書籍の最後として、という意味です」と説明しましたし、実際にいまはまだ辞めるつもりはありません。

8月末までに仕上げて他社にデータを渡し、9月中に刊行することで話がまとまっています。とりあえず1か月間、書籍の編集に携わることになります。

がんばれ、オレ。