電車の中の恋人

通勤電車で一緒になる女性に恋して散ったブサメンの日常

ふみちゃん

私はふみちゃんが大好きです。

「鏡見たことある?」「ブサイクなのに何で身の程をわきまえないの?」「キモいんだけど?」― 自分が一番よく分かっています。

だから何もしません。ただ、こうして毎日ブログに書くだけです。仮にふみちゃんがここを見つけて「気持ち悪いからやめて」と言われればやめます。

「っていうか、この世から消えて」と言われれば何とか考えます。いますぐは無理ですが、1~2年待ってもらえればたぶん消えることができるはずです。

今日の帰り、体調がまだイマイチなところを無理して出社したので、頭がボーッとしていて、つい正面エントランスから出ようとしてしまいました。

ふみちゃんが前を通っていきました。相変わらずスマホを見ながら歩いていたので、私の姿は見られていないはずです。

慌てて回れ右してデスクに戻りました。まだ残っていた同僚が「あれ?」という顔をしていましたが「メールを送り忘れちゃって」と笑ってごまかしました。

そこから30分、何をするわけでもなく、仕事をしている振りをしながらパソコンの画面を見つめ、裏口から出て帰りました。

ふみちゃんの目がなくなる笑顔を向けてもらえる男がどこかにいると思うと凹みますが、仕方ありません、ブサイクですから。

私にできることは、帰り道にある小さな稲荷社に寄って、ふみちゃんが幸せでありますように、とお願いすることだけです。ふみちゃんが幸せであればそれでよいのです。

「ずずず、何か英語上手くなったよね!」― シアトルとのテレビ会議に一緒に参加していたイギリス人の同僚に言われました。

1年前にクビ宣告を受けて以降、外資系でのし上がるために英語力にさらに磨きをかけるべく、コツコツと勉強を続けてきました。

勉強は努力した分が目に見えます。やれば必ずできるようになり、やらなければ一生できないママです。いくら想っても届かない恋とは違います。

ふみちゃんのことを忘れるためにも、干されている東京オフィスから脱出するためにも、日本を出たほうがよいのかもしれません。

ただ、インドはさすがに…昨年から出しているニューヨーク支社への異動願いが通ればよいのですが。