電車の中の恋人

通勤電車で一緒になる女性に恋して散ったブサメンの日常

天は二物も三物も四物も与える

「編曲を担当したので聴いてみてください!」― 学生時代のサークルの後輩からFacebookを通じてメッセージが届きました。

彼はいまコンポーザーとして大活躍しています。あちこちから引っ張りだこで、皆さまの中にも彼が作・編曲した曲を無意識に耳にしている方が多いと思います。

ラジオや有線はもちろんのこと、テレビのCMに使用された曲もたくさんありますし“駅メロディ”と呼ばれる列車接近音に採用されている曲もあります。

とても才能あふれる男で、人柄も良く、何より長身細身のイケメンです。個人的にはフィギュアスケート羽生結弦選手をしのぐ王子様キャラだと思っています。

「天に二物も三物も四物も与えられたんだなあ」と思うのですが、ここまで差があると彼と自分を比べて卑下する気すら起きません。

しかし、私と対極にあるようなこの男、なぜか私を慕ってくれていて、新曲ができたときやスランプに陥ったときなど、ことあるごとに連絡をしてきます。

アイドルや女優と接する機会も多く、どう考えてもモテるはずなのですが、もう何年も彼女がいません。彼の場合は“できないんじゃなくて作らない”のですが。

飲んでいるときに「もしオレが女だったらずずずさんに抱かれてもいいっす!」と真顔で言われたときは少し引きましたが、彼はそちら系ではない…はずです。

曲を聴いてみて、何というか「世間が求めているものを的確に読み取っているな」と感じました。売れるものをつくるというプロフェッショナルの姿勢です。

いま流行っている曲はアートではなくビジネスの上に成り立っています。長く売れ続けなくとも構わず一瞬だけ売れればよい、というものです。

私はこれを否定するつもりはありません。それを求める人がたくさんいて、それを満たすことができ、たくさんの人が喜んでいるわけですから。

ジャズやクラシックを好む人の中には流行りの曲など歯牙にもかけず「音楽ですらない」と言い、それを生み出す人々を見下す人がいます。

しかし、それは間違いです。ジャズやクラシックだろうが、流行りのアイドルの曲だろうが、すべて同じ音楽ですし、どちらが偉いなどありません。

そして、それを生み出す人々はそれを求める人々の期待に応えているわけで、彼は立派な仕事をしています。誰かの期待に応えられる才能は正直言って羨ましいです。早く結婚して、その優秀な遺伝子を残してほしいところです。

歌詞は彼が書いたものではありませんが、気になる部分がありました。設定的なものは違うのですが、ここだけ抜き出すとまさに私の気持ちです。

どんなに離れていたって
働き掛けるその力
もし君がいなくなったら
僕は僕じゃなくなる

ふむ…ブサイクで申し訳ない。

ちなみに彼が編曲を担当した曲はこちら。ファンは彼女たちがこのような曲を歌ってくれることを望んでいるはずです。ただ、正直言って歌詞の冒頭は意味がよく分からず。

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