軸はぶれない
ちょうど1週間前に校了した広告媒体の見本がきょう納品されました。努力が手に取れる形になることは編集者の醍醐味です。「がんばって良かった」としみじみ思います。
それと同時に、やはり私はエディターではなくライターなのだと実感します。寄稿を除き、68ページ分の原稿をこちらで用意することになったのですが、そのうち私は22ページ分の原稿を書きました。
新聞記者を辞め、編集者になってから自分で書くことがめっきりと減りましたが、広告営業チームの案件に携わるようになって、自分で書いたものが形になる喜びに改めて気付きました。
これをきっかけに部署内で干されてしまいましたが、そのようなことは構いません。組織論はよく理解していますが、困っている仲間を助け、成果を上げたことは間違っていないはずです。
誰が何と言おうと私はこのままでよい ― 迷い、悩み、それこそ泥の中でもがいているような毎日ですが、いまから自分を大きく変えるには年齢を重ねすぎてしまいました。軸はぶれません。
私はこのように不器用な男です。ふみちゃんがここを見ていたら、どう思うでしょうか。決して届かない想いであると分かっているものの、ふみちゃんに向けたラブレターを綴る金曜日の夜です。