電車の中の恋人

通勤電車で一緒になる女性に恋して散ったブサメンの日常

社内ニート

「あれ、ずずずさん、いたんですか。ずずずさんだけいなかったんで休みなのかと思っていました。何でミーティングに出なかったんですか?」

昨夜、ダイレクターから部署のメンバーに連絡があり、午前11時にミーティングが設定されたとのことで、下半期の取り組みなどそれなりに中身がある内容だったそうです。

やられた…。

ダイレクターの怒りは想像以上のようです。ダイレクターと私は仲が良いほうだったので、ダイレクターとしてはかわいさ余って憎さ百倍、飼い犬に手を噛まれたと思っているのでしょう。

干されると言っても大したことはないと高をくくっていましたが、全体ミーティングから私だけ外すというのは相当のことです。本気で干す、あわよくば自己都合退職に追い込もうと考えているようです。

いま注目のパワハラに該当するのかもしれませんが、私にはこれをパワハラと言うことはできません。「手を出すな」と言われていたのに、ボスの命令を無視してサポートに入ったわけですから。

人生には良いときと悪いときがあります。良いときがずっと続くことがないのと同じように、悪いときがずっと続くことはありません。

新聞記者時代にスクープを連発して協会から賞をもらったことがあれば、まったくスクープを取れずに後輩にどんどん追い抜かれていったり。

いまの会社でも重版がかかるタイトルを何冊も刊行して著者から担当編集として指名されるような絶好調のときがあったと思ったら、書籍出版事業が廃止されて干されていたり。

いまはこういう時期なのだろうと思います。このようなときは何をやってもダメなので、じっとガマンして流れが変わるのを待つしかありません。

いつかまた私に流れが戻ってくるはずです。明けない夜はありません。ダイレクターの怒りが少しでも収まるまで、やはり私の力が必要だと気づくまで、淡々と日々をこなしていくだけです。

激務も一段落ついたことですし、しばらくのんびりと社内ニートでやらせてもらおうか。