電車の中の恋人

通勤電車で一緒になる女性に恋して散ったブサメンの日常

私はここにいる

帰りの電車でふみちゃんを見ました。

オフィスの最寄り駅から1駅だけ移動し、そこで京急に直通している都営線に乗り換えるのですが、乗り換え時に便利な場所があります。

ふみちゃんも私もオフィスの最寄り駅ではそこから乗るため、以前は帰りもよく一緒になりました。そして、その後の京急でもすぐ近くにいました。

ただ、私は去年の9月にやらかして以降、ふみちゃんに会ってしまうのが怖いため、そこからかなり離れたところで乗るようにしています。

乗り換えるとき、そこにふみちゃんがいました。

乗り換えには少し歩くのですが、そこでふみちゃんに追いついてしまったようです。3メートルぐらい先をふみちゃんが歩いていました。

その後の京急に直通している都営線のホームまでエスカレーターと階段の2つの上りがあります。ふみちゃんも私も以前はエスカレーターでした。

しかし、私はいま階段でホームに上り、ふみちゃんと近くになっていた車両からかなり離れたところで乗るようにしています。

本当はふみちゃんの近くにいきたい。ふみちゃんの視界に入りたい。ふみちゃんに自分がここにいることを知ってもらいたい。

ふみちゃんと一緒の車両に乗りたい気持ちをぐっと抑え、後方車両に乗るふみちゃんからはかなり離れた前方車両に乗って帰ってきました。

ふみちゃんと私の間には何両もの車両がありますが、同じ時間の電車に乗っていると思えるだけでブサイクには十分です。

横浜駅で降り、ふみちゃんが乗っている電車が去っていくのをずっと見ていました。私にはもう、これぐらいしかできません。仕方ありません、ブサイクですから。

真っ暗な自宅に着き、ひとまずウイスキーの水割りを一杯あおってからメールをチェックしました。未読メールは24通だったのでまだマシです。

ひとまず急ぎのメールにだけ返信し、DTPに指示を出します。少し休憩して、シャワーを浴びてから仕事再開です。

5時間は難しくても、せめて3時間は眠りたいところです。