電車の中の恋人

酒とタバコと電気ベースと料理とキャリア…まあいろいろ

心が乱れる

「こんなときに2人で一緒に出社できたら…」

今朝はいつもの同僚がおらず、ふみちゃんが1人だけでした。以前の電車でふみちゃんと一緒になっていた品川駅から2人で出社できたらどれほど幸せなことか。

「今日は朝からミーティングの連続で」「今日は早く帰れそう」「お昼に何を食べようか」といった、たわいのないことを話しながら出社することを何度も想像しました。

しかし、現実は同じ電車に乗ることも、すぐ近くを歩くことも、視界に入ることもできず、コーヒースペースから数分間、眺めるだけです。

後に戻れず、かといって先に進めず、もう1年以上、同じところで立ち止まっています。頭では分かっているのですが、感情は理屈でどうなるものではありません。

今日は黒い服を着ていて、とても落ち着いた雰囲気でした。私のオフィス前で信号待ちをしているとき、同じ会社らしき男に挨拶していました。

あのように声をかけてもらえたら、私から声をかけることができれば…と“タラレバ”を何度も考えますが、そのたびに現実を突きつけられます。

2人で並んで歩きたい、話がしたい、目がなくなる笑顔を向けてもらいたい。今日はいつにも増して心が乱れています。