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電車の中の恋人

通勤電車で一緒になる女性に恋して散ったブサメンの日常

肩書き

「シニアでアシスタント…ですか?」― お気持ちはよく分かります。自分でも意味不明だと思っているので深く考えずに流してください。

私の名刺には「シニアエディター」と「アシスタントマネージャー」の2つの肩書きが記載されています。自分で決めたわけではなく、会社の指示です。

「シニアエディター」といっても年寄りではなく単に古参というだけですし、役職手当てがつくわけではないので普通のエディターと給料は変わりません。

「アシスタントマネージャー」は日系でいう課長代理と同じようなものですが、“アシスタント”という言葉が未熟者の印象を与えがちです。

「シニアというから知識・経験ともに豊富なベテランなのだろう、でもアシスタントということは上長のサポートなしで業務を進められないのだろうか」

口に出して質問してくる人はあまりいませんが、名刺を交換した後、名刺と私の顔を何度か見直す人は大抵、このような疑問を抱いているようです。

クライアントは日系ですが、こちらは外資系ということで英語を使うのは許そう。ただ、意味不明な肩書きを2つも載せるのはやめてくれ。っていうか裏面は英語じゃん。

名刺が切れそうなので発注したのですが、今回から肩書きを「シニアエディター」のみにしてもらいました。「編集部」と部署名が記載されているのでこれすら不要と思いましたが。

そもそも横文字はイマイチ軽く見えます。「マネージャー」より「課長」、「ダイレクター」より「部長」、「GM」より「代表取締役」のほうが偉そうです。

外資系におけるマネージャーは日系における課長より権限が大きいのですが、どうしても野球部やサッカー部の女子マネージャーをイメージしてしまいがち…なのは私だけでしょうか。

肩書きなんてどうでもよいと思うのですが、自分がよくても、クライアントが社内で稟議を通すときに「あちらはシニアエディターが担当しているので」と言えるほうがよいこともあります。

特に日系は肩書きに弱い傾向がありますから、単なるエディターよりシニアエディターのほうがひと味違う印象を与えることができ、スムーズに進むこともあります。

社名や肩書きによって虎の威を借る狐になるのは格好悪いですが、上手に使いこなして少しでも仕事を楽に進めるのは重要です。楽してなんぼ、です。