日ごろの行い
ふだん、きちんと仕事をしていれば、急に休むことになったり、電車が大幅に遅れたりしても、誰も何とも思いませんし、むしろ率先してサポートしてくれるものです。
“きちんと”といっても特別なことをする必要はありません。毎日出社する、与えられた業務をこなす、周囲に迷惑をかけないなど、ごく当たり前のことでよいのです。
これは仕事に限らず、プライベートの友人付き合いでも当てはまることです。信頼は当たり前のことを当たり前のようにやるだけで得られます。
先日まで来てもらっていた派遣スタッフ2人はこれができていませんでした。休みや遅刻が多く、しかも「申し訳ないけど、この日だけは休まないで」という日に休みました。
「私用につき昼ごろの出社となります」と始業時間を過ぎてからメールがきたと思ったら「私用が長引いたので午後2時ごろになります」とメールがきて「まだ終わらないので本日は休みをいただきます」とメールがきました。
弊社の正社員が1年間に付与される有休は20日間です。ほとんどの企業で同じではないかと思いますが、派遣スタッフ2人は約半年間で15日以上欠勤しました。
これまでのサラリーマン人生でこういう人に遭遇しなかったのですが、こういう人は珍しくないのでしょうか。これまで私の運が良かっただけなのか。
同じチームに群馬県の高崎市から新幹線で通っている同僚(女性)がいるのですが、東京駅に着いたところでお子さんの具合が悪いと連絡があったそうで、とんぼ返りで今日は休むことになりました。
ふだん、きちんと仕事をしているので周囲は「うわっ、大変だなあ」と同情し、彼女がやるべきことを率先してみんなで分担しはじめました。
当たり前のことを当たり前のようにやる ― 簡単なようで難しいことですが、日ごろからこうして過ごしていることが大切です。