電車の中の恋人

酒とタバコと電気ベースと料理とキャリア…まあいろいろ

ワンマンライブ

初めてのワンマンライブが決まりました。

例のメジャーデビューを控えたバンドではありません。今年の夏で4年目に突入する、メインでやっているアマチュアバンドのほうです。

バンドをやっている友人にライブに誘われたことがあるという方がいると思いますが、1バンド30分ぐらいの持ち時間で、5~6バンドが出演するという具合だったのではないでしょうか。

ライブハウスでライブをやるのは当然、タダではありません。ハコや機材を借りる料金だったり、スタッフの人件費がかかります。

場所や規模にもよりますが、ライブハウスを貸し切ると10万円~といった具合です。プロであればチケット代でペイできますが、アマチュアであれば友人を必死に呼ぶしかありません。

それでも10万円以上集めるのは難しいので、複数のバンドで割り勘にするわけです。アマチュアがワンマンでライブをやるなど夢のまた夢なのです。

今回、出演する場所はライブハウスではなくライブバーです。ライブハウスほど堅苦しくありませんが、それでも店側は変なバンドを出演させるわけにはいきません。

このライブバーには3回、出演したことがあるのですが、これまでは私のバンドともう1つのバンドが出演する、いわゆるツーマンでした。

そして、これまでの3回を観た店のオーナーの英断で、ついにワンマンでやらせてもらえることになりました。先ほどまで仕事帰りに寄って打ち合わせしてきたのです。

しかも、ミュージックチャージはありません。演奏が終わった後に缶などを回して10円でも100円でも1000円でも好きな金額を入れればよいという、いわゆる投げ銭です。

「ふらっと飲みに来たら何かバンドがライブやってる。しかも良いじゃん」― 私が理想とする形です。チケット代なども発生しないので友人を呼びやすいわけです。

4月22日(土)、横浜・野毛、19時オープン、20時スタートを予定しています。多くのバンドがしのぎを削る、横浜のバンドシーンの中心地です。

こちらのバンドもアマチュアではなく、セミプロと言っても過言ではありません。いい大人が仕事の合間を縫って本気で遊んでいます。

打ち合わせが終わった帰り道、ぼんぼりが川面に映り、キラキラと光っていました。新しい季節はもうすぐです。

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