ワールドツアー
「まだずいぶん先の話ですが、来年にワールドツアーの話が出てきています」― 例のメジャーデビューを控えたバンドのメンバーからメールが届いていました。
“ワールドツアー”と聞くとColdplayのようなモンスターバンドが毎回、スタジアムでライブをやるようなイメージですが、そこまで良いものではありません。
むしろ“ドサ回り”という言葉のほうがしっくりくるものです。知り合いが誰もいない海外で、ワンボックスカーでみんなでライブハウスやフェスに参戦して回ります。
正直言っていまは気持ちが半々です。
これでも私はそれなりに世の中の表と裏を見てきたサラリーマンです。20代であればまだしも30代になってバンドでメジャーデビューなどふだんは検討の余地すらありません。
しかし、今回の話は頭からなかなか離れません。オーディションの課題曲であった『届かぬ想い』のせいではないかと思っています。
ふみちゃんへの想いを誰かに聞いてもらいたくてブログを書き始め、でも想いは届かず、そんなときに『届かぬ想い』なんていう曲を弾く。
縁とタイミングが合っているときなのかもしれない、と感じています。こういうときがいわゆるターニングポイントと呼ばれるものなのかもしれません。
オフィスでは即断即決なのに、プライベートは悩んでばかりです。