電車の中の恋人

通勤電車で一緒になる女性に恋して散ったブサメンの日常

卑屈

卑屈な考えからは何も生み出せません。「どうせ自分なんか」と思ったところで何の解決にもならないことはよく分かっていますし、誰しも前向きに生きたいものです。

しかし、どうしても卑屈な考えに陥ってしまうのもまた人間です。「どうせブサイクだし」― 昨夜から何をどう考えてもここに行き着きます。

同僚やボスは私の内面がこのようなことになっているなど思ってもいないはずです。少なくともオフィスではミスをせず、与えられたミッションを完ぺきにこなし、確実に成果を上げています。

他人に優しく、自分に厳しく、減量中のプロボクサーのようにストイックに自分を追い込んでいます。他人の泣き言を聞いても、自分の泣き言は聞かせません。

私が毎日このようなこと書いているとは誰も思っていないでしょうし、もし同僚やボスにここを見られたら本気で夜逃げしようかと考えています。

今朝はふみちゃんがいませんでした。「もしかしたら昨夜、私と会ってしまって気持ち悪いから、時間や経路を変えたのではないか」という考えが頭の中をぐるぐる回っています。

ふみちゃんを嫌な気持ちにしてしまったことを謝れればまだよいのですが、私にはその機会すら与えられません。ずっと悩み続けることがブサイクの宿命です。

「ずずずのこんなミスは初めて見たし、そういえば何だか顔色が悪いけど、大丈夫か?」― 同僚に声をかけられました。

私が編集したもので1ページが丸々抜けているという、信じられないミスをやっていました。ふだんはプロの校正者が見落としたものまで見つけるほどの精度を誇っているのに。

プライベートの問題をオフィスに持ち込むとは情けないこと極まりないのですが、どうも自分を上手くコントロールできず。酒が飲みたくて仕方ありません。