電車の中の恋人

酒とタバコと電気ベースと料理とキャリア…まあいろいろ

そりゃないよ、派遣さん

「報告が遅くなりましたが、実は私、今日で終わりなんです」

…マテ!

定時の1時間前に休みが多い例の派遣さんに言われました。「○○さん(使えない人事)と派遣元には了承してもらっています」と言われたところで何が何だか分かりません。

慌ててマネージャーと人事を呼んで話を聞いたところ、マネージャーも何も聞いてなかったそうでびっくり仰天です。「そうなんですよぉ~」と言う人事を危うくぶん殴るところでした。

すっかり敗戦処理となってしまった書籍の制作ですが、5月末まであと3タイトル残っています。マネージャーや私は当然、それを刊行するまで派遣さんがいると思っていました。

「契約が延長されないと小耳に挟んで他の仕事を探していました」と言うのですが、昨年の顔合わせの時点で書籍の制作のみとはっきり伝えていました。

そして昨年末の契約更新のときに「書籍は5月末までに刊行しなければならず、必然的に契約はそれまでとなります。それまでは残ってもらえますか?」と確認していたのです。

そこで了承してもらい、書面を交わしていたので、まったくの寝耳に水です。しかも突然、今日で最後とは、契約にかかわらず人としてどうなのかと愕然としました。

人事曰く「次が決まっているとのことなので無理強いできない」と言うのですが、お前は何で現場に確認しないのかと思いました。

米国本社の意向を右から左に流すだけの、人事という名の伝書鳩にすぎないと分かってはいましたが、ここまで使えないとは思えませんでした。

それに、能力面はさておき、半年近く仕事をお願いしてきた人なのですから、送別会とまではいかなくとも何人かでお昼ごはんを食べにいくなどしたかったのです。

それがいきなり今日で辞めるとは、やはり人としてどうなのかと人間性を疑ってしまいます。怒りを通り越してあきれています。

いまになって思えば、お子さんの保護者会や体調不良で休んでいたのは、実は面接に行っていたのではないかと思ってしまい、悲しくなります。

本来、この派遣さんがやるべきだった業務は誰がやるのか。できるのは私しかいないのですが、明らかに許容量を超えてしまいます。

派遣さんは18時ぴったりに「それでは、またどこかで」と言って帰っていきました。ドライというか、ある意味、外資系に合っています。

私にはまったく理解できませんが、明日から業務の割り振りをどうすればよいのか頭を悩ませています。とりあえず、派遣スタッフはもう信用できません。

感情を露わにするのは避けているのですが、今日は激おこぷんぷん丸です。