電車の中の恋人

酒とタバコと電気ベースと料理とキャリア…まあいろいろ

ゆるんで、よいでしょうか

「ゆるんで、いいよ」

仕事上、CMプランナーやデザイナーと接することがありますし、広告代理店に勤務する学生時代の友人がいて、いろいろと話す機会があります。

CM制作はまったくの専門外なので私には分かりませんが、ターゲットの絞り方や効果的な見せ方など、書籍の制作に通じる部分が多々あり、良い刺激を受けたことが何度もあります。

形を問わず、無から有を創り出す作業は難しくも楽しく、やりがいがあります。それはCMでも書籍でも同様のことであり、業種は違えど尊敬に値する人々です。

しかし、このCMを制作した人はずるい。

www.youtube.comなんじゃこりゃ~!

電車の中でこのCMを見て『太陽にほえろ!』における松田優作の殉職シーンのように危うく叫ぶところでした。これは本当にずるいとしみじみ思います。

YouTubeで動画を見ようとするとたいていCMが流れます。銀行のカードローンや保険など、いつも5秒後にスキップするのですが、その5秒すら長く感じるようなCMばかりです。

しかし、このCMは最後まで見入ってしまいました。しかも、本来見ようと思っていた動画を見ず、このCMを検索して繰り返して見てしまいました。

毎日きちんと仕事しているし、家事は完ぺき、金遣いは荒くないし、ギャンブルはしない、浮気もしない(できない)、月に1回のバンドの練習だけ許してもらえればよし。

そのほかにも挙げられますが、われながら結婚相手としては優良物件なのではないかと思うのです…ブサイクという点だけを除けば。

このブサイクということが最大の難点であり、越えられない壁であることはよく分かっています、はい。ブサイクですみません。私、結婚しないのではなく、できないのです。