電車の中の恋人

酒とタバコと電気ベースと料理とキャリア…まあいろいろ

ピンクと水色

何度か書いていますが、オフィスのすぐ近くには東京を代表する観光スポットの1つがあります。外国人観光客や修学旅行生などが連日、たくさん訪れています。

先ほどいつものように裏でタバコを吸っていたところ、見るからにチャラい高校生の男女のグループが近づいてきました。女子と肩を組んでいるヤツもいます。

ケッ、てめーらみたいのをリア充って呼ぶんだろうな。こっちは30年以上の非モテ・非リア充歴を誇る大ベテランだ。こっち来んな、ボケ。

高校生に嫉妬するなど大人げなさ全開ですが、誰に何と言われようと構いません。非モテ・非リア充の苦悩が若造に分かってたまるか。しかし、声をかけられてしまいました。

「“お兄さ~ん”写真撮ってくださ~い」

良い若者たちでした。“お兄さん”と呼ばれるのは嬉しいものです。私服ですし、1人暮らしなので生活感がなく、ふだんから年齢より若いと言われるのですが、高校生に言われるのは心地良いです。

方言全開だったのですが、長崎から修学旅行で来たそうです。彼らの会話を聞いていても正直言って何を言っているのか分からないことばかりでした。日本は狭いようで広いのです。

途中で同僚がそばを通りかかって「ずずず、高校生に絡まれてるのか?」と英語で冗談を言ってきて、私が英語で返答したら「お兄さん、英語話せるんですか!すげー!」とかわゆい反応でした。

「お兄さん、一緒にコーヒーでも飲みましょうよ」と誘われましたが、さすがに私は仕事中です。ついでに一緒に写真を撮り、オフィスに戻ろうとしたときでした。一瞬の強風で女子のミニスカが翻りました。

ピンクと水色でした。

午後からの仕事と夜のバンド練習をがんばれそうです。