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電車の中の恋人

通勤電車で一緒になる女性に恋して散ったブサメンの日常

続・女子高生

「明日、孫娘がまた来るんだけど、勉強見てあげてくれる?あなたの教え方が上手だったらしくて、また教えてもらいたいんだって。志望校の話も聞きたいみたいだし」

マンションに帰って部屋の電気をつけた瞬間、オーナーさんがやってきました。オーナーさんは10階、私は8階なので音が聞こえるわけもありません。まさか部屋のどこかに隠しカメラがあったりして。

お孫さんというのは今年のお正月に勉強を見てあげた女子高生です。私の母校が第一志望とのことで、この時期なので勉強を見るのはほどほどで、大学の雰囲気を伝えてやる気を起こさせた感じです。

wakabkx.hatenadiary.jp予備校の模試の結果を見せてもらいましたが、ちょうどボーダーラインに乗っているレベルです。私の母校でも他の学部なら合格できそうですが、第一志望で最難関の政治経済学部となると少し不安です。

また、センター試験の自己採点結果がイマイチで落ち込んでいるそうです。国公立は志望しておらず、腕試しとして受験したそうなのですが、思いのほか出来が良くなかったそうです。

試験や勉強にも気分は大きく影響します。お孫さんはここまでしっかりと勉強してきたと思います。合格できる学力はあります。あとは当日、いかにさっぱりとした気持ちで試験に臨むか、です。

そのために私の学生時代の恥をさらしましょう。生まれて初めて酒を飲んで記憶をなくしたとか、深夜のキャンパス内を全裸でダッシュしたとか、大学がいかに楽しいかをお伝えしましょう。

試験はお孫さんが自分の力で乗り越えなければならず、オーナーさんもご両親も、私も応援することしかできません。私の話を聞いてやる気がでるのであればいくらでもお話ししましょう。

明日のお駄賃としてオーナーさんが作った鯛のかぶと煮をいただきました。甘さ控えめの煮汁がしっかりと染み込んだかぶと煮のせいで日本酒が進みます。

「あなたみたいな息子がほしかったわ」― 私は動物のほか、年配の女性にモテるようです。