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電車の中の恋人

通勤電車で一緒になる女性に恋して散ったブサメンの日常

人の振り見て我が振り直せ

仕事

「どうして教えてくれなかったんですか」― イケメン君に怒られました。やはりカスタマーサポートの女性に私のことを聞いたそうです。

「“どこの派遣会社?”と聞かれて派遣スタッフのふりをしたことは申し訳ないけど、そもそもなぜ私のことを派遣スタッフだと思ったんですか?」― 素朴な疑問です。

「いや、だって私服だし…」と彼が言うところへ「編集部は私以外もみんな私服ですよね?」と聞いたところ、もごもごと口ごもってしまいました。

本当は「ブサイクだから?」と聞きたかったのですが、どう答えてよいか困ってしまうでしょうし、「はい」と言われたらそれはそれでダメージが大きいのでやめておきました。

あまりいじめるのもかわいそうなので、どこから通っているのかといったことや、カスタマーサポートの仕事にはもう慣れたかといったことなど、当たり障りのない話を振ってあげました。

人を見かけで判断してはいけない、とよく言われますし、私も子どものころから親に何度も言われました。ただ、それがいかに難しいかは誰もがよく分かっていると思います。

私も常にそう意識していますが、いまだに「きっとこういう人だろう」とつい見かけで判断してしまうことが多々あります。頭では分かっているのに、どうしてもやめられません。

だからイケメン君を責めることなどできませんし、「人を見かけで判断してはいけませんよ」などと偉そうなことは言えません。

そもそも“イケメンだからいままでの人生は楽勝だったろう”と思ったりしましたが、もしかしたら昔はブサイクで苦労していて整形して生まれ変わった…というのはさすがにないか。

最近は自分の仕事などでいっぱいいっぱいで、私自身、気持ちに余裕がなく、他者に対して気づかないうちにひどいことをしているかもしれません。人の振り見て我が振り直します。

それにしても、バレンタインデーにイケメン君のおすそ分けをもらえると期待していたのですが、これでは分けてくれそうにありません。今年もゼロが確定です。