電車の中の恋人

酒とタバコと電気ベースと料理とキャリア…まあいろいろ

白髪

「最近、白髪が増えちゃって」― 広告チームの女性の誤解を解いたついでにそのまま一緒にお昼ごはんを食べにいったのですが、彼女は白髪に悩んでいるそうです。

彼女はまだ30代前半です。もちろん、若くても白髪が生える人はいますが、白髪というと年配の方のイメージであり、どうしても老けているように見えてしまいます。

また、白髪が生える原因として生活習慣や食生活などさまざまなものがあると思いますが、彼女の場合はストレスのようです。厳しいノルマに常に追い立てられる営業はストレスフルです。

幸いにと言ってよいのか、私は白髪がまったくありません。正確には白くなる前に抜けるタイプです。ずずず家は一族郎党総ハゲの家系、まさにハゲのサラブレッドなのです。

私は父方の祖父の弟にそっくりだと言われています。太平洋戦争で亡くなってしまったので私は1度も会ったことがありませんが、写真を見る限り確かに似ていると思います。

その写真は出征前の19歳のときに撮ったそうですが、その時点でおでこがサイヤ人顔負けのMになっていました。丸刈りでもはっきりと分かるMです。

私もいつか彼のようになるのか…いや、前髪をおろしておでこを隠しているけど、実はすでにサイヤ人…人前でおでこを出せぬ…。

「白髪でも抜けるよりはあったほうが良い!」と言ったところ「男だったら丸刈りにしてヒゲを生やせばいいじゃん。ジャン・レノみたいに」と返されました。ジャン・レノとはまたハイレベルな。

ところが、私は後頭部が絶壁なので、丸刈りにはできないのです。こうであればああしよう!とブサイクなりに考えても、すべての努力をことごとくつぶされてしまいます。

イケメンになりたい。