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電車の中の恋人

通勤電車で一緒になる女性に恋して散ったブサメンの日常

イケメン

イケメンはそれだけで人生でずいぶん得をしていると思います。

もちろん、イケメンなりの悩みがあると思います。「顔しか見ず、中身を見てもらえない」「“女遊びが激しそう”など先入観を持たれる」「ストーカーにつきまとわれる」など、イケメンの友人に聞いた話です。

確かに大変だと思います。しかし、イケメンにはデメリットを補って余りあるメリットがあふれていますし、そもそもイケメンの悩みはブサイクから見れば自慢にしか聞こえず、贅沢な悩みです。

カスタマーサポートに今日からイケメン君(20代、派遣スタッフ)が加わりました。ジャニーズにいてもおかしくなく、長身の細身で色白、髪の毛サラサラ、男の私から見てもキレイな顔立ちだと思います。

女性陣は当然、浮き足立っており、直接の教育係になった女性(30代、独身)は私を含む周囲の男性陣と話すときよりも声のトーンが上がっています。ここまで分かりやすいとほほえましく感じます。

タバコを吸っていたらイケメン君がやってきて話しかけられました。いまどきの20代でタバコを吸うなんて珍しいと思っていたところ、出るわ出るわ、贅沢な悩みが。

「どこの会社に行っても女性陣にチヤホヤされる」
「そのせいで男性陣から反感を買う」
「告白されて断ったら女性陣からも反感を買った」
「いつもそれで派遣先を変わってきた」
「ここも初日からこれだと先が思いやられる」
「この悩み、分かりませんよね」

彼は自分で自分のことをイケメンだと認識しているようです。なお、弊社の男性陣はイケメンだからということでいじめるような暇人はいません。みんな自分のことで精一杯ですし、外資系とはそもそもドライな人間の集まりです。

また、初対面で部署も違う私にここまで言う、しかも余計だと思われる最後のひと言のようなことを臆面もなく言うところに、男性陣から反感を買ったのは単にイケメンだからというだけではないような気がしないでもありません。

もし自分がイケメンだったらどうなのだろう?と一瞬だけ考えてみたのですが、ありえなさすぎて想像すらできず。ブサイクの苦労であれば一晩でも二晩でも話し続けられるのですが。